2022年7月27日(水)から、世界食料デーの10月16日(土)にかけて、一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会(代表理事:下田屋 毅、以下:SRA-J)は、ミレニアル世代以下のシェフまたは、調理師専門学校の学生を対象に、「未来のレシピを考える」コンテスト「Creative Chefs Box 2030」をオンラインで開催します。

【開催目的】
 サステナブルな未来の分岐点といわれる2030年。日本政府が温室効果ガスの46%削減を掲げた達成期限の年であり、国連が採択した持続可能な開発目標「SDGs」の最終年でもあります。
さらに、2022年のロシアのウクライナ侵攻により混沌とする世界情勢の中で、食の安全保障が揺らいでいる中で、私たちに何ができるでしょうか?
2回目の開催となる「Creative Chefs Box 2030」では、次世代の料理人たちが、食材や、それらを取り巻く環境や社会に対して「問い」を立て、未来のレシピを考えていただきます。

【企画内容】
[1] 持続可能な食を学び、「問い」を立てるワークショップ
[2] 未来の食のスタンダード?レシピのCO2排出量も測定
[3]「Creative Chefs Box 2030」未来のレシピ公募・審査発表

[1] 持続可能な食を学び、「問い」を立てるワークショップ

 2030年の飲食店のメインプレイヤーとなり得る調理師学校の学生と、若手シェフ、それぞれで「2030年の食のあり方」を考え、議論を深めていきます。

SRA-Jは「調達」「社会」「環境」の3つを柱に、飲食店・レストランのサステナビリティを包括的に評価しています。それらの概要を学んだ後、学生や若手シェフが今、「食の未来」に対して抱いている疑問や課題を掘り下げ、そこから「問い」を立て、レシピの考え方を模索します。

【辻調理師専門学校 ワークショップ】
・日時:7月27日(水)16時30分〜18時00分
・会場:オンライン
・参加者:辻調理師専門学校 学生
・申し込み方法:プレスのみ受付

【若手シェフ向けワークショップ】
・日時:8月17日(水)14時30分〜16時30分
・会場:オンライン
・参加者:ミレニアル世代(1980年生まれ)以下のシェフ
・申し込み方法:右記Peatixページから⇨ https://220817-ccb.peatix.com/view
・企画協力:株式会社イートクリエーター

【学校法人村川学園 ワークショップ】
・日時:8月26日(月)13時00分〜14時30分開催
・会場:オンライン
・参加者:学校法人村川学園(大阪調理製菓専門学校/東京山手調理師専門学校)学生
・申し込み方法:プレスのみ受付

 

[2] 未来の食のスタンダード?レシピのCO2排出量も測定

 カーボンニュートラルの実現に向け、2030年までに「カーボン価値(良好なる炭素循環)を実感できる社会の実現」を目指す、一般社団法人サステナブル経営推進機構(以下「SuMPO」)の協賛のもと、LCA手法を用い、ファイナリストのレシピのCO2排出量を測定します。

コンテストを通じて、人間の健康バロメータとして開発された食物カロリー同様、地球の健康バロメータとして「炭素(CO2の排出)」を一般生活者の生活の中で触れ、実感し、意識できる機会を提供します。

【CO2を見える化!未来のレシピのあり方を考えるウェビナー】
・日時:9月5日(月)15時00分〜16時00分
・会場:オンライン
・登壇者:一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO) 理事長 石田秀輝氏(東北大学名誉教授)
・申し込み方法:右記Peatixページから⇨ https://foodmadegood-webinar-no17.peatix.com/
・協賛・企画協力:一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)

 

[3] 「Creative Chefs Box 2030」未来のレシピ公募・審査発表

  ミレニアル世代以下のシェフまたは、調理師専門学校の学生を対象に、料理人としての「問い」から、未来のレシピを考えて、全オンラインでコンテストを実施します。
①サステナビリティ、②クリエイティビティ、③見た目 の3つの指標をもと、SRAのOne Planet Plate*の項目に基づいて審査し、ファイナリストのレシピはSuMPOによるLCAの測定も参照します。

[特設サイト]https://foodmadegood.jp/creative-chefs-box-2030-vol2/

・レシピ公募期間:9月16日〜9月30日
・ファイナリスト審査:10月2日〜10月15日
・ファイナリスト発表:2022年10月16日(世界食料デー)
・アワード発表:2022年10月24日(世界開発情報の日)
・発表方法:特設サイト
・公募対象:ミレニアル世代(1980年生まれ)以下の、シェフまたは調理師専門学校生
・副賞:最優秀賞受賞者への研修旅行、メディア掲載
・審査員:SRA-J、FOOD MADE GOODアンバサダー
・特別審査員:
 unis(ユニ)エグゼクティブシェフ 薬師神陸氏
 FARO(ファロ)エグゼクティブシェフ 能田耕太郎氏
 日本料理 富成(とみなり)オーナーシェフ 冨成寿明氏

 

■ One Planet Plateとは

サステナビリティに配慮したスペシャル・ディッシュをレストランが紹介し、レシピを投稿するグローバルキャンペーン「One Planet Plate(ワン・プラネット・プレート)」。
料理は、次の6つの基準の1つ以上を満たす必要があります。

より多くの野菜を使用
低カーボンフットプリント
ベターミートの使用
地産地消と旬の食材の推進
水産資源と生態系の保全に配慮した魚介類の使用
食料の無駄をなくす