【ご案内】デンマーク研修 – 食と社会のサステナビリティを探求 –

【ご案内】デンマーク研修 – 食と社会のサステナビリティを探求 –

【5/30-6/3 】SRAジャパン主催
デンマーク研修 ➖食と社会のサステナビリティを探求

『食の国民会議』に参加し 最新の食育・食と農の動向に触れ、日本における活動アイディアを整理する

5/30-6/3 (5日間) 現地集合・現地解散
*5/29にコペンハーゲンに各自で集合していただきます。

デンマーク研修終了後、英国ロンドンへ移動し、サステイナブルレストラン協会本部や加盟店レストランを訪問します。希望者の方はご同行いただけますので、お知らせください。 

 

研修概要

外食産業のサステナビリティを推進するために、SRAジャパンはさまざまな視点から料理人や外食関係者の方に向け、セミナーや体験プログラムを提供しています。

今回は、初の海外研修。サステイナビリティ先進国であり、幸福度・SDGsランキングなど地球・社会・ヒト全ての分野で、トップクラスに位置する、デンマークを訪問します。

デンマークの国土は日本の九州と同じくらいの面積を持ち、北欧の小国と称されながら、どのようにして現在の地位を築いたのでしょうか。

その理由に、『彼らのスタイル』で、厳しく、楽しく、そして優しく『社会をシフト』させてきたことが挙げられるそうです。政治・教育・ビジネスなどすべてのシーンにおいて、『彼らのスタイル』には共通の特徴が表れています。それは、『課題をテーブルに出す』、『とことん対話』、そして『楽しく』、取り組む姿勢です。

サステナビリティを推進していくために、どれも欠かせないプロセスになります。

SRAジャパンは、外食産業のサステナビリティを推進するリーダー人材に対して、このプロセスを実際に現地において体験していただくため、『食と農』の分野にフォーカスし、政治家から子供まで、1万人以上が参加し、関連するトピックについて話し合うイベント、『Madens Folkemøde(食の国民会議)』への参加を、今回の研修のメインコンテンツとして研修を企画いたしました。現地の方とディスカッションのテーブルについていただくことで、『対話と議論のプロセス』を、実際にご体験いただきます。

また、プログラム後半では、デンマークの首都、コペンハーゲンに移動し、サステナブル先進都市として、進化してきた同市の観光政策の解説や、特徴的なエリアの見学、またソーシャルディナーの体験など、都市における「食」と「サステナビリティ」について考察できる内容をご用意しています。

本研修では、『Madens Folkemøde(食の国民会議)』の開催地であるデンマーク・ロラン島在住のジャーナリスト/文化翻訳家であるニールセン北村朋子氏に、同行いただき、解説いただきます。

今回の研修では、「食のサステナビリティ」を多角的にとらえるため、さまざまなプログラムを盛り込んでいます。

ポイント

1 .『Madens Folkemøde(食の国民会議)』に参加

・子供から政治家まで食をテーマに討論する『Madens Folkemøde(食の国民会議)』に参加
・サステイナブル社会の先進国・デンマークにおける食と農の最新情報を得る
・地元の方々に交じり大晩餐会に参加し、食を通じた民主主義やコミュニティのあり方を体感

Madens Folkemøde
会期:2024年5月31日、6月1日
2.『ニュー・ノルディック・キュイジーヌ(新北欧料理)』体験

世界のレストランのトレンドを牽引する、クリエイティブでイノベーティブな『ニュー・ノルディック・キュイジーヌ(新北欧料理)』が体験できるレストランでの食事をアレンジ。
レストランMOTA  https://www.restaurant-mota.com/en/  (予定)

 

3. 野菜農家訪問

デンマークの一流レストランが仕入れをしている農場を訪問。畑の哲学者とも称される野菜農家の方との対話の時間を設け、野菜の育て方や考え方、またその野菜を使っている一流レストランのシェフとのエピソードなどを伺います。とれたての野菜も味わっていただけるかも。

 

4. サステナブル先進都市・コペンハーゲンライトウォーク

3. 2019年『The end of Tourism as we know』をテーマに観光政策を掲げ、住民も観光客もよい影響をもたらすサステイナな市として進化するコペンハーゲン。そのポイントとなるエリアを訪問し、政策の背景や現状などを解説します。

5. アブサロン体験(コミュニティディナー)

日本でも人気のデンマーク発祥の雑貨ストア、フライングタイガー。その創業者であるレナート・ライボシツさんが始めた、偶然隣り合った人見知らぬ人同士でテーブルを囲むのた楽しい夕食会「アブサロン」に参加します。あまり使われなくなった教会をリノベーションした魅力的なロケーションの特別なディナー体験です。ここでは、民間流福祉のあり方を体感します。

 

6.ニールセン北村朋子氏によるナビゲート

デンマーク・ロラン島在住の、地元の食や農業に精通した文化翻訳家/ジャーナリストであるニールセン北村朋子氏が同行し、通訳および解説をいたします。食やサステナビリティの分野で活動するプロの参加者のみなさまが、お互いに交流し、より深い理解を深めることのできるオリジナルなプログラムをSRAジャパンと共同で企画しています。

 

『Ungdommens Madmøde(若者の食会議)』ユースのための『食の学校』と『シンポジウム』

食の学校

子どもと若者を対象とした北欧最大の食育イベント。デンマークのみならず北欧各国から500人の学童が参加 !

食のワークショップ、食のクイズ、討論、試食で構成され、少しでも良い食文化を選び取る勇気、そして北欧地域全体の食への理解を深めることが目的。

4〜6年生以上のクラスを対象とし、各クラスにはカスタマイズされたプログラムが提供されます。

シンポジウム

学校における食の役割を再定義し、次世代のための持続可能な食文化の発展を促すことが目的。

参加者は、子どもたちの健康的で持続可能な食の推進に携わる専門家、学校教師、研究者、政治家、機関。

このシンポジウムでは、北欧全土からの発表者とともに、北欧諸国の最新の知識とひらめきを与えるような事例を紹介。

学校給食や食の知識から、食の楽しみ、新しい食への勇気、学校菜園に至るまで、学校における食の役割に幅広いテーマを持たせ、参加者がお互いの実践やアイデアから刺激を受けることを目指しています。

北欧諸国からも若者を招待し、各地域の食文化を披露する機会から、若者同士でインスピレーションを与えあうことも期待されています。

 

『Madens Folkemøde(食の国民会議)』とは

「食の国民会議」では、政治家から子供を含む一般の方まで1万人がデンマークの小さな島ロラン島に集まり、食をテーマに150以上の討論会、講演会、食のワークショップが2日間にわたり行われます。

日本の食フェスは「食べる&呑む」ですが、デンマークの食フェスは「学ぶ&対話」が基本にありながらもフェスのように全力で楽しむ要素も。

食育セッションでは、子供たちが鹿の皮剥ぎを協力して行い、皆で命を頂いたりと、食べるまでの過程をありのままに体験できたりもします。

Madens Folkemøde https://www.madensfolkemode.dk/

 

ニュー・ノルディック・キュイジーヌ体験 MOTA(一例)

コペンハーゲンから1時間にあるジオパーク・オドシャーレッド地域にあった精神病院が、ミシュラン1つ星レストラン、クラフトビール醸造所、葡萄畑、アート施設など、美食と文化のホットスポットに生まれ変わりました。ミシュラン1つ星レストランMOTAではフィヨルドなど肥沃な地形から育まれるテロワールの恵みを最大限に活かし、クラウス・ヘンリクセンシェフが生き生きとした遊び心と官能的な食の世界に誘います。
2022年7月初のミシュランの星を獲得し、デンマーク料理ガイド2022で年間最優秀レストランおよび年間最優秀デザート賞に選ばれましたMOTA は、食の持続可能性と品質があたりまえのように考えられています。レストラン周辺の自然の中で収穫される朝どれ野菜、海藻やビーチハーブはレストランを囲むフィヨルドから収穫されます。
シンプルさを尊重し、創造性、個性、温もりを感じさせることで、すべてがより調和するユニークなダイニング体験を生み出します。

ナビゲーター/デンマークのエキスパート

ニールセン北村朋子氏

2001年よりロラン島在住。Cultural Translator/文化翻訳家。DANSK主宰。一般社団法人AIDA DESIGN LAB理事。一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会アドバイザー。京都芸術大学通信教育部「食文化デザインコース」講師。食のインターナショナルフォルケホイスコーレLollands Højskole理事(準備中)。ジャーナリスト、コーディネーター、アドバイザー。講演、ワークショップ、ラーニングジャーニーなどを企画、実施。
会社員、米国留学を経てフリーの映像翻訳家として独立。デンマーク・インターナショナル・メディア・プレスセンター代表メンバー。2012年デンマーク・ジャーナリスト協会東デンマーク地区ジャーナリスト賞受賞。

研修条件

実施期間

【デンマーク研修】2024年5月30日(木)〜6月3日(月) 現地集合・解散

【オプション:英国訪問】2024年6月3日(月)~6月5日(水) 現地集合・解散

※上記日程は現地プログラム開催期間となり、往復のフライト(英国訪問はフライト及びホテル)は含まれておりません。

※事前イベント(デンマークセミナー)は終了しました

 

訪問地

デンマーク ロラン島、ニークビンジーラント、コペンハーゲン市

行程

詳細、旅程につきましてはこちらからダウンロードしてください。

研修代金

【デンマークのみ参加5日間(5/30-6/3朝解散)】
5/6名参加時 37万円
7名参加時  34万円
8名参加時  32万円

【英国訪問3日間(6/3-6/5)】
※ご希望の方はお問い合わせください。後日料金をお伝えします。

※研修代金は参加人数により異なります。デンマーク国内各地への移動はレンタカーを利用します。(6名以上は2台に分かれて乗車)
※5/30-6/1 3泊は2~3名1部屋の相部屋となり、性別により1部屋利用となる場合は追加代金が発生します。(5/30,31 16500円×2泊、6/1 11000円)
※研修申込にあたり申込金50,000円/人のお振込をもって契約成立となります。(申込金は代金の一部に含まれます)
※当協会は、現地関係者様との連絡・調整・送金など研修事務手数料を御一人様あたり2500円(税込)頂戴します。それ以外の研修にかかる宿泊・送迎・食費などの手配手数料は頂きません。
また、参加人数が確認した時点で、宿泊先・レストランの手配となるため、内容が一部変更になることもあります。つきましては、最終人数が確定次第、残金の調整を行います。

研修代金に含まれるもの

食事(一部日程を除く)、視察・通訳費、記載された移動費、通訳、宿泊費(5/30-6/1 3泊相部屋、6/2 1泊一人部屋)など

研修代金に含まれないもの

往復航空券、記載のない宿泊と食事、一人部屋利用代金、日本国内の交通費、コペンハーゲン空港⇔コペンハーゲン駅&コペンハーゲン市内公共交通機関、お飲み物代、海外旅行傷害保険など

キャンセル料金

ご契約成立(事務局から振込先をご連絡し、お客様の振込が確認できた時点)後に、お客様の都合で契約解除される際は次の金額を取消料として申し受けます
・研修開始日の前日から起算して40日前から15日前まで:研修代金の50%
・研修開始日の前日から起算して14日前以降:研修代金の100%

定員

5名様以上催行 定員8名様

申込期間

2024年4月24日(水)17:00まで (ただし、定員に達しましたら受付は終了させていただきます)

主催者

一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会(SRAジャパン)

お問い合わせ、参加申込

研修条件は確認済みですか

オプションの英国訪問に参加されますか?(6/3-5 3日間、宿泊各自手配)  ※参加される方は別途メールにて金額とスケジュールをご連絡致します

15 + 13 =

【参加者募集】フェアトレードミリオンアクションキャンペーン2024

【参加者募集】フェアトレードミリオンアクションキャンペーン2024

日本サステイナブル・レストラン協会は、活動のフレームワークに、「農業者や漁業者の支援」を掲げ、公正に取引された農産物や魚介類を調達し、食材の価値をあげることを推進しています。

そこで今年も5月に、SRAジャパンのパートナー、フェアトレードラベルジャパンの「フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2024」に特別協力を実施いたします!

今年のテーマは “気候変動”

2050年までに、アラビカ種のコーヒーの栽培地が半減し、西アフリカではカカオの木が育ちにくくなり、バナナが絶滅する可能性があるなど、気候変動の影響で多くの農産物が持続不可能になると言われています。

この問題は日本の企業や消費者にとっても深刻であり、持続可能な生活文化や健康を守るために、世界の農業生産者を支援する必要があります。フェアトレードは、国際貢献活動だけでなく、現在から取り組むべき重要な取り組みであり、最も身近なサステナビリティに関する行動の1つです。

本キャンペーンに参加することで、「1アクション=1円」として途上国の生産者を支援することができます。進捗状況はフェアトレードラベルジャパンのキャンペーン特設サイトで報告されます。アクション数は、フェアトレード商品の購入やSNS投稿、イベント参加などを通じて合計250万アクションを目指しています。

 【期間】 2024年5月1日(水)~5月31日(金)

 【対象】・フェアトレードの飲み物(コーヒー、紅茶、ハーブティー、ココア、ワイン等)のご提供や、フェアトレード食材(スパイス、オイル、ごま、砂糖、はちみつなど)をメニューにご利用いただける飲食店
・レストランやカフェ店舗のほか、ホテルやその他施設なども対象です。
※複数店舗をお持ちの企業様は、代表店舗1店、もしくは店舗ごとにご登録をお願いいたします。

 【掲載イメージ(昨年のサイト)】

https://foodmadegood.jp/202305fairtrade-million-action-campaign/
※メニューとして提供している飲食店・レストランを本キャンペーンの特設サイトにてご紹介させていただきます。

 【登録】キャンペーンへのご参加は特設サイトの登録フォームからお願いいたします。

FOOD MADE GOOD 【参加登録料】無料

【登録締切】最終締切:2024511日(土)

※登録いただき次第、順次HPにて公開してまいります。※締切以降のご登録も可能ですが、出来るだけ締切前にご登録ください。

【広報物】:フライヤー、ポスター、スイングPOP、カードPOP、卓上POPなどイメージはキャンペーン公式サイトよりご覧いただけます。(データをダウンロードして是非印刷してお使いください)

FOOD MADE GOOD Japan Awards「BESTフェアトレード賞」と連携

さらに、本キャンペーンにてフェアトレード商品を使ったメニューを提供した飲食店の中から、特にすぐれた取り組みを行った店舗に対し、毎年11月に開催している「FOOD MADE GOOD Japan Awards」にて、「BESTフェアトレード賞」が授与されます。ぜひ一緒にアクションを広げていきましょう!

【加盟店の方へ】FOODEX JAPAN/HCJ(国際ホテル・レストラン・ショー)「事前アポイント制商談会」のご案内

【加盟店の方へ】FOODEX JAPAN/HCJ(国際ホテル・レストラン・ショー)「事前アポイント制商談会」のご案内

日本サステイナブル・レストラン協会 加盟店の皆様へ、SRAジャパン企業パートナーである、一般社団法人日本能率協会様からのお知らせです。


一般社団法人日本能率協会では、FOODEX JAPANやHCJ(国際ホテル・レストラン・ショー)をはじめとした、
展示会を主催しており、「事前アポイント制商談会」のご紹介でご連絡をいたしました。

本プログラムはバイヤー向けの完全無償のプログラムです。

貴社での取り組みや課題感を共有していただければ、
事務局にて効率よく施設の購買・仕入れに役立つ情報収集をするためのご支援をします。

膨大な商材の中から貴社の求める商材をピンポイントで発掘し、着座でじっくり商談出来る本システムをご活用いただければと存じます。

《オフィシャルバイヤー様のメリット》
1.登録所に並ばずにご入場できます
2.ラウンジをご利用いただけます
3.商談会場でWifiを無料でご利用いただけます
4.会場を回る時間も取りながら時間を有効に活用いただけます。

※オフィシャルバイヤーにエントリーいただいても、商談の設定が無い場合は上記のメリットをご提供出来兼ねます。

■申し込み先
 下記よりお申込みください。
 https://school.jma.or.jp/sa/S6BjZ
 締切:11月15日(水)

■FOODEX JAPAN2024
 会期:2024年3月5日(火)~8日(金)
 会場:東京ビッグサイト
 東展示棟、西展示棟
 公式サイト:https://www.jma.or.jp/foodex/

■HCJ2024 開催概要
 会期 2024年2月13日(火)-16日(金)10:00~17:00(最終日は16:30まで)
 会場 東京ビッグサイト 東展示棟1-6,8H
 出展製品 厨房機器、ホテル向け客室備品、アメニティ、ロボット、採用支援、
      テーブルウエア、衛生用品、食材など含む
 公式サイト:https://jma-hcj.com/visitor/

■ 詳細資料
こちらからダウンロードしてください

※詳細の情報を知りたい方、打合せ希望の方は事務局までお知らせください。

■良く聞かれるご質問
Q.リアルでの商談が必須ですか?
A.リアルでの商談を基本としておりますが、オンラインの商談設定も可能です。

Q.4日間の参加が必要ですか?
A.1日数時間からの参加も可能です

Q.HCJとFOODEX JAPAN両方参加しないといけないですか?
A.どちらかのみのエントリーも可能です。

お問合せ
日本サステイナブル・レストラン協会
info@foodmadegood.jp

【プレスリリース】持続可能なフードシステムを推進するレストランを表彰するアワード、11月20日(月)開催!

【プレスリリース】持続可能なフードシステムを推進するレストランを表彰するアワード、11月20日(月)開催!

一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会(代表理事:下田屋 毅、以下:SRAジャパン)は、FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023 を、11月20日(月)、ザ・キャピトルホテル 東急(東京永田町)で開催いたします。

このアワードは、サステイナブル・レストラン協会(本部:英国)が推し進める、飲食店・ホスピタリティ業界のグローバルスタンダードの評価指標である、「FOOD MADE GOODスタンダード」のレーティングにおいて高得点を獲得したSRA加盟店の中から、審査員による審査会を経て、大賞と部門賞(調達・社会・環境)の受賞店舗が決まります。また、SRAのパートナーから授与される、特別賞(リサイクル、フェアトレード)を加えた、計6部門の受賞店舗を表彰します。

FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023 セレモニーは、卓越したリーダーシップを発揮した実践者を称えるとともに、FOOD MADE GOODコミュニティの成長を祝い、実践者が互いに讃え合い、高めあうことができる貴重な交流の場と位置付けています。

 

▼FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023 特設サイト

[1] アワードの種類

加盟店の中でも、特にサステナブルな取り組みを推進し、FOOD MADE GOODスタンダードのアセスメントにおいて高評価を得たレストランに、大賞と部門賞、特別賞を授与します。また、審査においては、日本サステイナブル・レストラン協会のアドバイザー7名を含む計10名を審査員として迎え、審議します。

 

大賞

FOOD MADE GOODスタンダードの獲得スコアの上位の店舗の中から、

「調達」「社会」「環境」の各項目の評価をもとに、もっとも優れた成果を挙げた店舗に授与されます。

部門賞

BEST調達賞

「調達」部門の評価項目

BEST社会賞

「社会」部門の評価項目

BEST環境賞

「環境」部門の評価項目

特別賞

BESTリサイクル賞

紙パックリサイクルの推進プロジェクトを協働した全国牛乳容器環境協議会(容環協)によるBESTリサイクル賞を授与します。

 

BESTフェアトレード賞

フェアトレードミリオンアクションキャンペーンの飲食店に対する働きかけを通して協働した特定非営利活動法人 フェアトレード・ラベル・ジャパン(フェアトレードラベルジャパン)によるBESTフェアトレード賞を授与します。

 

[2] ノミネートレストラン

日本サステイナブル・レストラン協会より、2023年度のサステナビリティ評価(レーティング)が完了している店舗が、「FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023」のノミネート対象となります。

イタリアンバール Dari

イタリア食堂 ヴェッキオ・トラム

Oppla da Gtalia

オールデイダイニング「ORIGAMI」

Caferest montrose

サンス・エ・サヴール

SELVAGGIO

中国料理「星ヶ岡」

トラットリア ケナル

naturam

ニセコチセガーデン

日本料理「水簾」

PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO

フィーコディンディア

ベーカリーズキッチンオハナ二子玉川店

星のキッチン

BOTTEGA BLU.

La Naturalité -ナチュラリテ-

Restaurant L’EAU

 

協賛

Award スポンサー

ザ・キャピトルホテル 東急  / 全国牛乳容器環境協議会(容環協)

 

Goldスポンサー

株式会社 Bo Project. / ニッコー株式会社 / 株式会社富藤製作所

Silver スポンサー

ヴァローナ ジャポン 株式会社  / パタゴニアプロビジョンズ / 株式会社 定松 / 株式会社 森奈良漬店 / あおいと創研株式会社

Bronse スポンサー

BALIISM Japan 株式会社  / ユナイテッドピープル株式会社  / 株式会社コルノマカロニ / 栃木県酒蔵酔って見っけ協議会 / BAR芦屋日記 / 株式会社U-POWER  / 合同会社シーベジタブル / チョコレートオランダ / ナオライ株式会社 / 有限会社クックたかくら

 

後援

グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

 

■ 団体概要

一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会
食のアカデミー賞と称される「世界のベストレストラン50」でサステナブル・レストラン賞の評価も行う英国本部と連携し、格付けやキャンペーンを実施。サプライヤーやレストラン、消費者コミュニティの構築を通して、フードシステムの課題解決に取り組み、食の持続可能性を推進しています。

 

■ 本件に関するお問い合わせ

一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会
担当: 野村  info@foodmadegood.jp

 

飲食店から紙パックのリサイクルを広げるプロジェクト 「Food Made Good紙パック50アクション」

飲食店から紙パックのリサイクルを広げるプロジェクト 「Food Made Good紙パック50アクション」

リサイクル率を現状の40%から、50%達成を目指して!

飲食店から紙パックのリサイクルを広げるプロジェクト

「Food Made Good紙パック50アクション」

7月31日より開催

日本サステイナブル・レストラン協会 加盟店10店舗が参加!

一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会(本社:東京都渋谷区、代表理事:下田屋 毅、以下SRAジャパン)が、全国牛乳容器環境協議会(以下 容環協)と共催で、2023年731日(月)から830日(水)までの間、紙パックを通じて、持続可能な社会づくりに貢献するため、飲食店を中心とした紙パックのリサイクルを広げるプロジェクト「Food Made Good紙パック50アクション」を実施いたします。

Food Made Good紙パック50アクション 概要

Food Made Good紙パック50アクション」は、紙パックを通じて、持続可能な社会づくりに貢献するため、飲食店で燃えるゴミとして捨てられてしまうことが多い紙パックを、優良な資源であると認識していただく啓発活動、および、紙パックの回収、およびその定着へ結び付けた活動を行うものです。上質な資源である紙パックのリサイクル率を、現状の40%から50%にひき上げることで、CO2を削減し、資源循環を増やすことを長期的な目標とし、プロジェクト実施期間に、飲食店が地域のハブとなり、実際に回収を行い、継続的な回収につながる調査、支援体制を確立させることを目指します。 

 

開催概要

プロジェクト名称     :「Food Made Good紙パック50アクション」
開催期間           2023731日(月)から830日(水)
実施エリア:兵庫県芦屋市、大阪府東大阪市、東京都練馬区・千代田区、神奈川県厚木市・茅ヶ崎市、愛知県名古屋市)

Food Made Good紙パック50アクション 実施飲食店一覧

兵庫県芦屋市

ボッデガブルー

兵庫県芦屋市

BAR芦屋日記

大阪府東大阪市

お野菜料理 ふれんちん

東京都千代田区

サンス・エ・サヴール

神奈川県厚木市

フィーコディンディア

神奈川県茅ヶ崎市

ル・ニコ・ア・オーミナミ

愛知県名古屋市

ビストロ イナシュヴェ

プロジェクト開始に先立ち、イベントで紙パックの回収およびリサイクルについてのアンケートを実施

Food Made Good紙パック50アクション」に先立ち、東京都練馬区で開催されましたイベント、「PLAY!高架下」に、SRAジャパンが出展し、紙パックの回収と、紙パックのリサイクルに関するアンケートを実施しました。

 

Food Made Good紙パック50アクション」@PLAY!高架下

開催日時:202378日(土)10時から15

開催場所:西武鉄道池袋線 石神井公園駅と大泉学園駅間の高架下

『高架下の小さな広場』 (石神井公園駅から徒歩約7)

イベント主催:株式会社西武リアルティソリューションズ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:齊藤 朝秀)

プロジェクト期間中にも、回収イベントを実施

Food Made Good紙パック50アクション」開催期間中の820日(日)は、ル・ニコ・ア・オーミナミ(神奈川県茅ヶ崎市)におきまして、「ル・ニコの夏祭り」が開催されます。「ル・ニコの夏祭り」では、少し昭和のノスタルジーを感じるいろんな露店、ル・ニコやその他ご協力いただく近隣の飲食店の協力による様々なジャンルのお料理をリーズナブルにお楽しみいただける、1日限りのフードコートが出現します。世代を問わず、たくさんの人達に楽しんでいただけるお祭りです。こちらの会場で、飲食店、また一般の方からの紙パックの持ち込みを受け付けています。

 

ル・ニコの夏祭り

開催日時:2023820日(日)1130分から2130

会場:ル・ニコ・ア・オーミナミ(神奈川県茅ヶ崎市柳島2-9-17

紙パックの持ち込みについて:洗って開いて乾かした紙パック6枚(6L分)と、トイレットペーパー1個を交換いたします。会場の回収ボックスの担当にお声がけの上、回収ボックスに紙パックを入れてください。

主催:ル・ニコ・ア・オーミナミ

紙パック回収協力:SRAジャパン

参加飲食店は、Food Made Goodアワード2023にノミネート

Food Made Good紙パック50アクション」参加店舗は、Food Made Good Awardsの特別賞「ベストリサイクル賞」にノミネートされます。

Food Made Good Awardsとは、サステナビリティを推進してきたSRAジャパン加盟レストランの成功を祝い、継続的な変化を求めることを目的として実施します。飲食産業の持続可能性を向上させるためのリーダーシップ、イニシアチブと革新的なアイデアを表彰します。

 

開催概要

開催日時:20231120日(月)

アワードの種類:大賞 / 部門賞 調達・社会・環境 / ベストリサイクル賞、他

エントリー対象:SRAジャパン加盟レストラン(20237月現在50店舗)

全国牛乳容器環境協議会について

全国乳容器環境協議会(略称:容環協))は、紙パックのリサイクルを促進している事業者団体で、乳業メーカーや紙パックメーカー、再生紙メーカー、古紙問屋、業界団体など約140社・組織から構成されている組織です。

容環協の取組内容

  1. 紙パックリサイクルの現状把握、ステークホルダーとのコミュニケーション
  2. 回収率向上のための啓発
  3. 紙パックの回収・再生インフラの整備支援
  4. 次世代を担う子どもたちの環境マインド向上
  5. 活動への理解促進、活動の公表と評価

【問い合わせ】 info@yokankyo.jp

「FoodMadeGood紙パック50アクション」について

【お問い合わせ】

一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会 info@foodmadegood.jp 

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千年農業をめざす「ちとせアグリベース」八ヶ岳を訪問して

千年農業をめざす「ちとせアグリベース」八ヶ岳を訪問して

日本サステイナブル・レストラン協会(SRAジャパン)では、生産者の現場で飲食店レストラン・企業パートナー様と共に学びあう機会とつながりを大切にしています。今回は、農業と畜産業におけるサステナブルな取り組みについて理解を深めるため、2023711日(火)にSRAジャパン加盟店のザ・キャピトルホテル東急の、「オールディダイニングORIGAMI」「日本料理 水簾」、企業パートナーのニッコー株式会社、その他、関係・ご支援をいただいている会社の方々とともに、長野県茅野市八ヶ岳の麓で農業と畜産業を運営するちとせグループの「ちとせアグリベース」を訪問いたしました。

訪問先のちとせアグリベース代表の三本さんより、世界のバイオ企業である「ちとせグループの概要」、全国の農業畜産大学の総本山・八ヶ岳中央農業実践大学校との連携と共に2023年4月29日(土)に開業された「ちとせアグリベース」の概要をご説明頂いた後、農場と畜産場をまわりながら解説頂きました。

ちとせグループは微生物をはじめ生き物の力を活用したバイオテクノロジーの可能性を追求することで、医薬品、食品、化学品、農業、エネルギーなど、化石資源を基点に構築されている産業構造において、光合成を基点に組み上げ、循環型の社会に近づけるための研究開発・事業開発を行っています。特に、藻類培養においては、陸上植物と比較し、オイル収量・タンパク質収量に優れ、かつCO2削減に貢献することから、スーパーフード及びバイオ燃料として期待されています。
農業分野については、2015年からマレーシアにおいて、いちごやトマトなどの栽培をはじめておられます。

日本においても、千年先まで生き物たちが豊かに暮らせる「千年農業」を実践・確立すべく、今回訪問した八ヶ岳アグリベースが試験場基地としてはじまりました。経済合理性を成立させながら、技術を社会に展開し、千年農業を実践できる人材を輩出することも目的としておられます。

森林を含む約260haを誇る広大な敷地内にある、①農園エリア ②放牧畜産エリア ③飼育エリア・加工所・直売所 ④新型堆肥化プラント 計4か所の一部を視察しました。

出典:ちとせグループ

 

① 農園エリア
将来的には農業体験エリアとなる15haの一部・9haの農園では、標高高低差100mもあり肥料が上流から下流に流れる難しさもありながら、さつまいも・ブロッコリー・コーン・じゃがいも・すいかが植えられていました。日本における定義があいまいな部分も多い「オーガニック」にはこだわらず、収量を優先し、現時点では化学肥料にも一部頼らざるを得ないこともあるとのことでした。ただし、除草剤は使用せず、草の菌を活用した緑肥や園内からでる牛糞たい肥を基本利用しています。

写真:奥:標高高低差 左:マルチを利用した直播コーン 右:マルチ無し

  • ② 放牧畜産エリア

放牧乳牛と放牧養鶏を拝見しました。(養豚場は山間部にあり視察不可)

放牧乳牛は、ホルスタイン60頭、ジャージーが10頭、今は贅沢にも2種類ミックスの牛乳を直売所で販売。視察時は、2歳ぐらいまでの若い牛たちが、放牧に慣れてもらうためのトレーニング中とのことで、ゆったりと過ごしていました。エサ代などが高騰している関係で、採算が合わず牛一頭1000円の価値にしかならない現状や課題も伺いました。

放牧養鶏エリアでは、山梨県甲斐市の山懐・黒富士農場さんの飼養技術等を用い、共同で産業動物福祉を念頭においた持続可能な放牧養鶏を実践されていらっしゃいます。1万羽のボリスブラウン(鶏の品種)が、定期的に外に出られる仕組み、地元廃材を利用した発酵飼料を使用しているなどの説明を伺いました。

また、卵の集積及び管理所の仕組みも工夫があり、直売所で無洗卵も購入することができます。無洗卵は産み落とされてから洗われていないものを指します。産卵直後の殻には、クチクラ層という層があり、孵化するまでの間、細菌の進入を防ぐ役割があります。一般的な卵は、洗浄とともにクチクラ層も失われてしまいます。無洗卵の場合は、本来のバリア機能が備わっているため、一般の卵より日持ちします。一方で、衛生管理は必要となります。

③飼育エリア・加工所・直売所 

飼育エリアでは、ヤギ・ポニーなどがおり観光農場の雰囲気で、訪れたファミリーやリピーターさんにとって看板娘・息子のような役割になっているとのこと。将来、農園における除草の役割としてヤギの活用は検討するそうです。

近くには、搾りたて牛乳を活用した牛乳・チーズ・ヨーグルト・アイスクリームを製造する工房と販売する直売所、青々とした芝生広場もあり、高原らしいさわやかな風が訪れた人を癒してくれます。

工房においては、現在のところ、稼働すると採算が合わない課題をかかえています。例えば、牛乳1本製造するには500/1ℓかかりますが、現状275/1ℓで販売。7-10%はジャージー乳が入るため破格の値段で提供、これまでのファンを考慮され、お値段据え置きでやっておられます。

上段が無洗卵

④ 新型堆肥化プラント

 最後に、循環型農業を牽引する姿勢のひとつとして、新型堆肥化プラント「ちとせバイオマス変換プラント」の設置エリア。校内の飼育動物から回収される糞尿やもみ殻を有機肥料として加工。特徴的な樽型デザインや、内部のバイオマス変換の状態をリアルタイムで表示する仕掛けもあり、可視化が難しい微生物の世界の一部が分かりやすく展示されています。

今回訪問させていただき、農業と畜産業における高齢化をはじめ慣行農法と飼育の限界と課題について、微生物をはじめ生命の相互扶助作用を活用し、コントロールからマネージメントの概念を用いた循環型環境社会へと導く技術と人材の開発を、経済性の両立と共に進められる点において、日本の農業を支えてくださる会社の一つであり、今後も引き続き皆様と共に訪問し、サステナビリティの理解を深めてまいりたいと考えております。

今回の視察に際し、ちとせグループ様、またちとせアグリベース代表の三本さん、徳竹さんをはじめ関係者の皆様のご準備、ご対応に心から感謝申し上げます。