【飲食店参加受付中】フェアトレードミリオンアクションキャンペーン2024

【飲食店参加受付中】フェアトレードミリオンアクションキャンペーン2024

日本サステイナブル・レストラン協会は、活動のフレームワークに、「農業者や漁業者の支援」を掲げ、公正に取引された農産物や魚介類を調達し、食材の価値をあげることを推進しています。

そこで今年も5月に、SRAジャパンのパートナー、フェアトレードラベルジャパンの「フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2024」に特別協力を実施いたします!

今年のテーマは “気候変動”

2050年までに、アラビカ種のコーヒーの栽培地が半減し、西アフリカではカカオの木が育ちにくくなり、バナナが絶滅する可能性があるなど、気候変動の影響で多くの農産物が持続不可能になると言われています。

この問題は日本の企業や消費者にとっても深刻であり、持続可能な生活文化や健康を守るために、世界の農業生産者を支援する必要があります。フェアトレードは、国際貢献活動だけでなく、現在から取り組むべき重要な取り組みであり、最も身近なサステナビリティに関する行動の1つです。

本キャンペーンに参加することで、「1アクション=1円」として途上国の生産者を支援することができます。進捗状況はフェアトレードラベルジャパンのキャンペーン特設サイトで報告されます。アクション数は、フェアトレード商品の購入やSNS投稿、イベント参加などを通じて合計250万アクションを目指しています。

 【期間】 2024年5月1日(水)~5月31日(金)

 【対象】・フェアトレードの飲み物(コーヒー、紅茶、ハーブティー、ココア、ワイン等)のご提供や、フェアトレード食材(スパイス、オイル、ごま、砂糖、はちみつなど)をメニューにご利用いただける飲食店
・レストランやカフェ店舗のほか、ホテルやその他施設なども対象です。
※複数店舗をお持ちの企業様は、代表店舗1店、もしくは店舗ごとにご登録をお願いいたします。

 【掲載イメージ(昨年のサイト)】

https://foodmadegood.jp/202305fairtrade-million-action-campaign/
※メニューとして提供している飲食店・レストランを本キャンペーンの特設サイトにてご紹介させていただきます。

 【登録】キャンペーンへのご参加は特設サイトの登録フォームからお願いいたします。

FOOD MADE GOOD 【参加登録料】無料

【登録締切】最終締切:2024511日(土)

※登録いただき次第、順次HPにて公開してまいります。※締切以降のご登録も可能ですが、出来るだけ締切前にご登録ください。

【広報物】:フライヤー、ポスター、スイングPOP、カードPOP、卓上POPなどイメージはキャンペーン公式サイトよりご覧いただけます。(データをダウンロードして是非印刷してお使いください)

FOOD MADE GOOD Japan Awards「BESTフェアトレード賞」と連携

さらに、本キャンペーンにてフェアトレード商品を使ったメニューを提供した飲食店の中から、特にすぐれた取り組みを行った店舗に対し、毎年11月に開催している「FOOD MADE GOOD Japan Awards」にて、「BESTフェアトレード賞」が授与されます。ぜひ一緒にアクションを広げていきましょう!

飲食店から紙パックのリサイクルを広げるプロジェクト 「Food Made Good紙パック50アクション」

飲食店から紙パックのリサイクルを広げるプロジェクト 「Food Made Good紙パック50アクション」

リサイクル率を現状の40%から、50%達成を目指して!

飲食店から紙パックのリサイクルを広げるプロジェクト

「Food Made Good紙パック50アクション」

7月31日より開催

日本サステイナブル・レストラン協会 加盟店10店舗が参加!

一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会(本社:東京都渋谷区、代表理事:下田屋 毅、以下SRAジャパン)が、全国牛乳容器環境協議会(以下 容環協)と共催で、2023年731日(月)から830日(水)までの間、紙パックを通じて、持続可能な社会づくりに貢献するため、飲食店を中心とした紙パックのリサイクルを広げるプロジェクト「Food Made Good紙パック50アクション」を実施いたします。

Food Made Good紙パック50アクション 概要

Food Made Good紙パック50アクション」は、紙パックを通じて、持続可能な社会づくりに貢献するため、飲食店で燃えるゴミとして捨てられてしまうことが多い紙パックを、優良な資源であると認識していただく啓発活動、および、紙パックの回収、およびその定着へ結び付けた活動を行うものです。上質な資源である紙パックのリサイクル率を、現状の40%から50%にひき上げることで、CO2を削減し、資源循環を増やすことを長期的な目標とし、プロジェクト実施期間に、飲食店が地域のハブとなり、実際に回収を行い、継続的な回収につながる調査、支援体制を確立させることを目指します。 

 

開催概要

プロジェクト名称     :「Food Made Good紙パック50アクション」
開催期間           2023731日(月)から830日(水)
実施エリア:兵庫県芦屋市、大阪府東大阪市、東京都練馬区・千代田区、神奈川県厚木市・茅ヶ崎市、愛知県名古屋市)

Food Made Good紙パック50アクション 実施飲食店一覧

兵庫県芦屋市

ボッデガブルー

兵庫県芦屋市

BAR芦屋日記

大阪府東大阪市

お野菜料理 ふれんちん

東京都千代田区

サンス・エ・サヴール

神奈川県厚木市

フィーコディンディア

神奈川県茅ヶ崎市

ル・ニコ・ア・オーミナミ

愛知県名古屋市

ビストロ イナシュヴェ

プロジェクト開始に先立ち、イベントで紙パックの回収およびリサイクルについてのアンケートを実施

Food Made Good紙パック50アクション」に先立ち、東京都練馬区で開催されましたイベント、「PLAY!高架下」に、SRAジャパンが出展し、紙パックの回収と、紙パックのリサイクルに関するアンケートを実施しました。

 

Food Made Good紙パック50アクション」@PLAY!高架下

開催日時:202378日(土)10時から15

開催場所:西武鉄道池袋線 石神井公園駅と大泉学園駅間の高架下

『高架下の小さな広場』 (石神井公園駅から徒歩約7)

イベント主催:株式会社西武リアルティソリューションズ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:齊藤 朝秀)

プロジェクト期間中にも、回収イベントを実施

Food Made Good紙パック50アクション」開催期間中の820日(日)は、ル・ニコ・ア・オーミナミ(神奈川県茅ヶ崎市)におきまして、「ル・ニコの夏祭り」が開催されます。「ル・ニコの夏祭り」では、少し昭和のノスタルジーを感じるいろんな露店、ル・ニコやその他ご協力いただく近隣の飲食店の協力による様々なジャンルのお料理をリーズナブルにお楽しみいただける、1日限りのフードコートが出現します。世代を問わず、たくさんの人達に楽しんでいただけるお祭りです。こちらの会場で、飲食店、また一般の方からの紙パックの持ち込みを受け付けています。

 

ル・ニコの夏祭り

開催日時:2023820日(日)1130分から2130

会場:ル・ニコ・ア・オーミナミ(神奈川県茅ヶ崎市柳島2-9-17

紙パックの持ち込みについて:洗って開いて乾かした紙パック6枚(6L分)と、トイレットペーパー1個を交換いたします。会場の回収ボックスの担当にお声がけの上、回収ボックスに紙パックを入れてください。

主催:ル・ニコ・ア・オーミナミ

紙パック回収協力:SRAジャパン

参加飲食店は、Food Made Goodアワード2023にノミネート

Food Made Good紙パック50アクション」参加店舗は、Food Made Good Awardsの特別賞「ベストリサイクル賞」にノミネートされます。

Food Made Good Awardsとは、サステナビリティを推進してきたSRAジャパン加盟レストランの成功を祝い、継続的な変化を求めることを目的として実施します。飲食産業の持続可能性を向上させるためのリーダーシップ、イニシアチブと革新的なアイデアを表彰します。

 

開催概要

開催日時:20231120日(月)

アワードの種類:大賞 / 部門賞 調達・社会・環境 / ベストリサイクル賞、他

エントリー対象:SRAジャパン加盟レストラン(20237月現在50店舗)

全国牛乳容器環境協議会について

全国乳容器環境協議会(略称:容環協))は、紙パックのリサイクルを促進している事業者団体で、乳業メーカーや紙パックメーカー、再生紙メーカー、古紙問屋、業界団体など約140社・組織から構成されている組織です。

容環協の取組内容

  1. 紙パックリサイクルの現状把握、ステークホルダーとのコミュニケーション
  2. 回収率向上のための啓発
  3. 紙パックの回収・再生インフラの整備支援
  4. 次世代を担う子どもたちの環境マインド向上
  5. 活動への理解促進、活動の公表と評価

【問い合わせ】 info@yokankyo.jp

「FoodMadeGood紙パック50アクション」について

【お問い合わせ】

一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会 info@foodmadegood.jp 

 プレスリリースダウンロード

千年農業をめざす「ちとせアグリベース」八ヶ岳を訪問して

千年農業をめざす「ちとせアグリベース」八ヶ岳を訪問して

日本サステイナブル・レストラン協会(SRAジャパン)では、生産者の現場で飲食店レストラン・企業パートナー様と共に学びあう機会とつながりを大切にしています。今回は、農業と畜産業におけるサステナブルな取り組みについて理解を深めるため、2023711日(火)にSRAジャパン加盟店のザ・キャピトルホテル東急の、「オールディダイニングORIGAMI」「日本料理 水簾」、企業パートナーのニッコー株式会社、その他、関係・ご支援をいただいている会社の方々とともに、長野県茅野市八ヶ岳の麓で農業と畜産業を運営するちとせグループの「ちとせアグリベース」を訪問いたしました。

訪問先のちとせアグリベース代表の三本さんより、世界のバイオ企業である「ちとせグループの概要」、全国の農業畜産大学の総本山・八ヶ岳中央農業実践大学校との連携と共に2023年4月29日(土)に開業された「ちとせアグリベース」の概要をご説明頂いた後、農場と畜産場をまわりながら解説頂きました。

ちとせグループは微生物をはじめ生き物の力を活用したバイオテクノロジーの可能性を追求することで、医薬品、食品、化学品、農業、エネルギーなど、化石資源を基点に構築されている産業構造において、光合成を基点に組み上げ、循環型の社会に近づけるための研究開発・事業開発を行っています。特に、藻類培養においては、陸上植物と比較し、オイル収量・タンパク質収量に優れ、かつCO2削減に貢献することから、スーパーフード及びバイオ燃料として期待されています。
農業分野については、2015年からマレーシアにおいて、いちごやトマトなどの栽培をはじめておられます。

日本においても、千年先まで生き物たちが豊かに暮らせる「千年農業」を実践・確立すべく、今回訪問した八ヶ岳アグリベースが試験場基地としてはじまりました。経済合理性を成立させながら、技術を社会に展開し、千年農業を実践できる人材を輩出することも目的としておられます。

森林を含む約260haを誇る広大な敷地内にある、①農園エリア ②放牧畜産エリア ③飼育エリア・加工所・直売所 ④新型堆肥化プラント 計4か所の一部を視察しました。

出典:ちとせグループ

 

① 農園エリア
将来的には農業体験エリアとなる15haの一部・9haの農園では、標高高低差100mもあり肥料が上流から下流に流れる難しさもありながら、さつまいも・ブロッコリー・コーン・じゃがいも・すいかが植えられていました。日本における定義があいまいな部分も多い「オーガニック」にはこだわらず、収量を優先し、現時点では化学肥料にも一部頼らざるを得ないこともあるとのことでした。ただし、除草剤は使用せず、草の菌を活用した緑肥や園内からでる牛糞たい肥を基本利用しています。

写真:奥:標高高低差 左:マルチを利用した直播コーン 右:マルチ無し

  • ② 放牧畜産エリア

放牧乳牛と放牧養鶏を拝見しました。(養豚場は山間部にあり視察不可)

放牧乳牛は、ホルスタイン60頭、ジャージーが10頭、今は贅沢にも2種類ミックスの牛乳を直売所で販売。視察時は、2歳ぐらいまでの若い牛たちが、放牧に慣れてもらうためのトレーニング中とのことで、ゆったりと過ごしていました。エサ代などが高騰している関係で、採算が合わず牛一頭1000円の価値にしかならない現状や課題も伺いました。

放牧養鶏エリアでは、山梨県甲斐市の山懐・黒富士農場さんの飼養技術等を用い、共同で産業動物福祉を念頭においた持続可能な放牧養鶏を実践されていらっしゃいます。1万羽のボリスブラウン(鶏の品種)が、定期的に外に出られる仕組み、地元廃材を利用した発酵飼料を使用しているなどの説明を伺いました。

また、卵の集積及び管理所の仕組みも工夫があり、直売所で無洗卵も購入することができます。無洗卵は産み落とされてから洗われていないものを指します。産卵直後の殻には、クチクラ層という層があり、孵化するまでの間、細菌の進入を防ぐ役割があります。一般的な卵は、洗浄とともにクチクラ層も失われてしまいます。無洗卵の場合は、本来のバリア機能が備わっているため、一般の卵より日持ちします。一方で、衛生管理は必要となります。

③飼育エリア・加工所・直売所 

飼育エリアでは、ヤギ・ポニーなどがおり観光農場の雰囲気で、訪れたファミリーやリピーターさんにとって看板娘・息子のような役割になっているとのこと。将来、農園における除草の役割としてヤギの活用は検討するそうです。

近くには、搾りたて牛乳を活用した牛乳・チーズ・ヨーグルト・アイスクリームを製造する工房と販売する直売所、青々とした芝生広場もあり、高原らしいさわやかな風が訪れた人を癒してくれます。

工房においては、現在のところ、稼働すると採算が合わない課題をかかえています。例えば、牛乳1本製造するには500/1ℓかかりますが、現状275/1ℓで販売。7-10%はジャージー乳が入るため破格の値段で提供、これまでのファンを考慮され、お値段据え置きでやっておられます。

上段が無洗卵

④ 新型堆肥化プラント

 最後に、循環型農業を牽引する姿勢のひとつとして、新型堆肥化プラント「ちとせバイオマス変換プラント」の設置エリア。校内の飼育動物から回収される糞尿やもみ殻を有機肥料として加工。特徴的な樽型デザインや、内部のバイオマス変換の状態をリアルタイムで表示する仕掛けもあり、可視化が難しい微生物の世界の一部が分かりやすく展示されています。

今回訪問させていただき、農業と畜産業における高齢化をはじめ慣行農法と飼育の限界と課題について、微生物をはじめ生命の相互扶助作用を活用し、コントロールからマネージメントの概念を用いた循環型環境社会へと導く技術と人材の開発を、経済性の両立と共に進められる点において、日本の農業を支えてくださる会社の一つであり、今後も引き続き皆様と共に訪問し、サステナビリティの理解を深めてまいりたいと考えております。

今回の視察に際し、ちとせグループ様、またちとせアグリベース代表の三本さん、徳竹さんをはじめ関係者の皆様のご準備、ご対応に心から感謝申し上げます。