テイクアウトにおける食中毒対策、夏でも安心・安全な食事を届けるために

テイクアウトにおける食中毒対策、夏でも安心・安全な食事を届けるために

新型コロナウィルスの影響で新たにテイクアウトを始めた飲食店は多いですが、気温上昇や梅雨入りで衛生面においてテイクアウトのリスクは高まってきています。テイクアウトにおいて、食中毒対策としてどんな店を、どこまで気をつけるべきでしょうか。

今後、食中毒などの被害を出さないためにも、メニューの提供方法を変えたり、客にきめ細かな対応を求めることが大切です。千葉のあるイタリア料理店では、コロナ禍で始めた総菜のテイクアウトを予約注文のみとし、客の来店時間に合わせて調理しています。大阪市中央区の繁華街にある居酒屋は5月の連休明けからテークアウト販売を始めましたが、看板メニューのローストビーフは対象から外しました。

また、飲食店側がどれだけ気をつけてもお客さんの手に渡った後、その料理がどのような保存状態に置かれるかを把握することは難しいため、お客さんにも衛生面の配慮を呼びかける必要があります。北海道旭川市の飲食店を応援するサイト「旭川テイクアウトマルシェ」は5月下旬、食中毒予防のポイントをイラスト付きで書いたメッセージカードを作成し「寄り道せず早めに食べよう」と消費者に対しても注意喚起を行っています。

ただ、どうすれば、より安心・安全な食事を提供できるのでしょうか。
食材販売のanemosu(東京・渋谷)が事務局を担う「STOP食中毒キャンペーン」は、注意点をまとめたチラシをサイトで公開しました。

また、同サイトでは、安心・安全なテイクアウト のためのチェックリストも公開されています。「ご飯は容器に詰めてから蓋はせず放冷する」「調味料でしっかりと味付けした料理はリスクが低い」「肉や魚は中心温度が75度で1分間以上加熱する」など、調理段階で気をつけるべきポイントが細かくまとめられています。

食材が傷みやすい暑い夏がやってくる前に、是非一度こちらのサイトを参考に、調理・販売方法を見直してみてはいかがでしょうか。

参考記事:「夏の持ち帰り、食中毒防げ 「新常態」で飲食店奔走」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60335270T10C20A6MM0000/

参考サイト:「飲食店のお弁当やテイクアウトの安全のために」
http://www.bento-takeout.jp/

飲食店のテラス席・テイクアウトなどの路上営業に対する道路占有料を免除。

飲食店のテラス席・テイクアウトなどの路上営業に対する道路占有料を免除。

国土交通省は、2020年6月5日新型コロナウイルスで影響を受ける飲食店等を支援するための緊急措置として、テラス席やテイクアウトなどの路上営業に対する道路占有料を一定条件のもと免除する緊急措置を実施することを発表しました。

今回の緊急措置は、地方公共団体や関係団体と地域住民や団体が一体となって取り組む沿道飲食店の路上利用を対象に占有許可条件を緩和するもので、その際の占有料を免除するものです。

この取組により、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店等によるテイクアウトやテラス営業のための路上利用について、地方公共団体等(地元関係者の協議会、地方公共団体が支援する民間団体など)が一括して占用許可の申請をすると、道路占用の許可基準が緩和されます。個別店舗ごとの申請はできませんが、地方公共団体に対しても同様に取り組んでもらえるよう要請しています。

期間は2020年11月30日までを予定しており、道路の構造や交通に著しい支障を及ぼさず、以下の条件のもとで営業する取り組みに対しての支援策となるようです。
(2020年12月1日以降の沿道飲食店等の路上利用については、上記期間中の実施状況等を踏まえて検討されるとのことです)

① 新型コロナウイルス感染症対策のための暫定的な営業であること
② 「3密」の回避や「新しい生活様式」の定着に対応すること
③ テイクアウト、テラス営業等のための仮設施設の設置であること
④ 施設付近の清掃等にご協力すること

※道路の構造又は交通に著しい支障を及ぼさない場所とは・・・
・歩道上においては、交通量が多い場所は3.5m以上、その他の場所は2m以上の
歩行空間の確保が必要。
・ 沿道店舗前の道路にも設置可能。

国土交通省HP: https://www.mlit.go.jp/
国土交通省報道発表資料:
https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001324.html
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/senyo/covid/02.pdf

飲食店限定、食材が50%OFFで購入できる「ぐるなびFOODMALL~Farm to Restaurant to Table~」先行登録開始!

株式会社ぐるなびが、農林水産省「令和2年度国産農林水産物等販売促進緊急対策事業 品目横断的販売促進緊急対策事業」の一環として、新型コロナウイルスの影響を受ける全国の生産者・卸等と飲食店の販路多角化支援を目的に、2020年7月上旬に飲食店向け国産食材ECサイト「ぐるなびFOODMOLL~Farm to Restaurant to Table~(以下、ぐるなびFOODMALL)」をオープンしました。7月中旬のサイトオープンに先駆けて5月29日(金)より飲食店の先行登録を開始しています。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う訪日外国人の減少や輸出の停滞等により、国産農林水産物の在庫の滞留、価格の低下が顕著となっています。また緊急事態宣言の発出による外出自粛により、飲食店は通常営業が困難となり、厳しい経営状況におかれました。

ぐるなびFOODMALLでは、和牛肉、マグロ類、ホタテガイ、ブリ類、マダイ、フグ類、 ウナギ、メロン、マンゴー、いちご、リーフ茶などを対象とし(対象品目は随時追加)、生産者・卸等は商品を出品。飲食店は出品者の通常販売価格の半額で購入が可能となります。

・サイトオープン:7月上旬予定

・登録開始日 :2020年5月29日(金)

・登録用URL https://foodmall.gnavi.co.jp/pr/

・参加対象者 :全国の生産者・卸等と飲食店 ※事前登録が必要となります

・飲食店参加条件:
テイクアウト・デリバリー・キッチンカーでの販売等に取り組まれる、または、新商品(新メニュー)を開発してデリバリー等 で販売頂ける飲食店の方などが対象。 ※詳細は先行登録用サイトの登録規約よりご確認ください

・販売対象品目 
和牛肉、マグロ類、ホタテガイ、ブリ類、マダイ、フグ類、ウナギ、メロン、マンゴー、いちご、リーフ茶などの食材および、テイクアウト・デリバリー用の包装資材。 ※対象品目は随時追加します

・販売の流れ 
 ①生産者・卸等が商品情報をぐるなびへ提供
 ②ぐるなびがサイト上に商品を掲載・告知
 ③飲食店は、希望する商品をサイトから購入(その価格は通常の販売価格の半額になっています)
 ④生産者・卸等が飲食店へ商品を発送
 ⑤農林水産省が半額分の金額を補助
 ⑥ぐるなびが生産者・卸等へ売上金をお振込み

・メリット :
 ①生産者・卸等
  在庫の滞留や価格の低下等に直面する農林水産物の販路拡大。
 ②飲食店
  通常販売価格の半額で購入が可能。テイクアウト・デリバリー等の販売に役立てる。

ぐるなびへの会員の登録が必要となりますが、食材だけでなく、テイクアウト用の包装資材等も半額で購入できるので、是非一度登録してみてはいかがでしょうか。

詳しくはこちらから
ぐるなびFOODMALLサイト:https://foodmall.gnavi.co.jp/pr/

COVID-19 会員レストランの挑戦 第3弾

COVID-19 会員レストランの挑戦 第3弾

今回のコロナ禍で多くの飲食店・レストランが営業の自粛や時短営業を余儀なくされ、厳しい状況が続いていいますが、この状況下でも負けずにチャレンジを続けるレストランが多々あります。今回は当協会のファウンドメンバーであるレストランの対策と取り組みをご紹介します。

 

<第3弾>サスティナブルキッチンROSY(東京都千代田区)では、4月1日よりランチとディナーともに完全休業をしていましたが、ゴールデンウイーク明けの5月12日(火曜日)より平日限定でランチBOXのテイクアウトと一部店内の利用を再開しました。

店舗では、テーブルなどのレイアウト変更を行い、入店制限、窓の開放、マスクと消毒の徹底を行っています。

また5月20日からUber Eats でサスティナブルランチBOXとヴィーガンランチBOXがデリバリーできるようになっています。(Uber Eats の検索で「ROSY」が出てくるエリアの方が対象になります)。今世界では、宅配弁当のプラスチックゴミが増えて問題になっていることも受けて、ROSYでは、テイクアウトBOXの容器は、プラスチックゴミを出さないよう、自然に土に還る環境配慮のものを使用、またテイクアウトドリンクのカップは、森林の環境保全に配慮したFSC認証のカップを使用、蓋はユーカリパルプを主原料として作られた紙製のものを使用しています。

また、店舗にMy弁当箱とMyボトルを持参すると環境配慮への還元サービスも提供しているとのことです。

同レストランではコロナ以前から、「未来をともに育てる」というミッションを掲げ「食べることは、生きること。」をキャッチフレーズにサステナビリティに配慮した料理の提供を行ってきています。

持続可能な食材調達として、契約農家のオーガニック野菜や抗生物質不使用のナチュラルポーク、平飼いの自然卵を使用、オーガニック・ビール・ワイン・ジュースなどの飲料の提供も行い、ステンレス製のストローの使用など海洋プラスチック問題へも配慮し、食べ残しや食品のゴミも活用できるよう、コンポストプログラムなども導入しています。

ROSYは、サステナビリティの専門家や関心が高い人達が集う場として、サスティナブルキッチンの名のとおり、サステナビリティの模範を示すように活動を行ってきています。

「未来をともに育てる食の提供を続けてまいります」というメッセージから美味しい価値にとどまらない食の未来を担う強い意志が伝わってきます。

サスティナブルキッチンROSYは様々なメディアで取り上げられています。
以下のビデオと記事からさらにROSYのサステナビリティに関する取り組みをご確認ください。

 

 

■ヒトサラマガジン で記事を読む: https://magazine.hitosara.com/article/1963/

■NEUT Magazine フードジャーナル連載「Fork and Pen #001」 記事を読む: http://neutmagazine.com/yae-fork-and-pen-1

サスティナブルキッチンROSYのFBページはこちら:https://www.facebook.com/Rosy%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC-2102889506595006/

【Sustainable Kitchen ROSY(サスティナブルキッチン ロージー)】
住所:東京都千代田区神田北乗物町11
電話番号:03-6262-9038
営業時間:平日11:30~15:00(LO14:30)
サスティナブルキッチンROSYの公式ホームページはこちら http://kitchenrosy.com/

COVID-19、会員レストランの挑戦 第1弾

COVID-19、会員レストランの挑戦 第1弾

今回のコロナ禍で多くの飲食店が営業の自粛や時短営業を余儀なくされ、厳しい状況が続いています。しかし、この状況下でも負けずにチャレンジを続けるレストランが多々あります。
今回は当協会のファウンドメンバーであるレストランの対策と取り組みをご紹介します。

<第一弾>ボッテガブルー(兵庫県芦屋市)では、緊急事態宣言下においてもテイクアウトやデリバリーを中心に営業を継続してきました。緊急事態宣言が延長され、外出自粛の要請、感染者数の増加など、社会に不安が広がるなか、少しでもお客様の健康維持に役立てればと「コロナに負けない体力アップメニュー」を4月にスタート。

また消毒用アルコールが不足しているという情報を得て、電解次亜水を希望者に無料で提供するなど、不安を抱えるお客様ともコロナ対策をしっかり講じながらコミュニケーションを図っています。

 

そして、無農薬栽培に取り組む地元の農家さんやその他の仕入先の方々、同業種の方々とも情報交換しながら、この危機をともに乗り越えようとしています。

http://www.bottegablue.com/fcblog/2020/04/07/%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e5%af%be%e7%ad%96%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%be%e3%81%99%ef%bc%81%ef%bc%81/

ボッテガブルー公式ホームページ: http://www.bottegablue.com/

ゴミの出ない、テイクアウト一覧情報【東京】

ゴミの出ない、テイクアウト一覧情報【東京】

飲食店のテイクアウトが増えている一方で、懸念されるのがごみの増加です。

実際、店内で食べるよりも持ち帰り用のプラスチックのケースやカトラリー、ビニール袋など、
注文した数だけごみも増えてしまいます。

そんな中、テイクアウトで容器の持ち込みをお客様に呼びかけたり、許可している飲食店がまとめられています。

マイ容器やマイ皿、またラーメン店やカレー店ではマイ鍋を持っていくと
キャッシュバックできるお店も増えているようです。

また、容器持ち込み、マイバッグが推奨される理由は環境面だけではありません。

容器代などはお店の負担になっているので、容器を持ち込んで入れてもらえば、
ごみを減らせるだけでなく、お店にもメリットがあるのです。

ぜひこちらに載っていないお店にも、テイクアウト注文時には
容器持ち込みができるかどうか、聞いてみましょう!

詳しくはこちら

https://noplasticjapan.com/blogs/blog/zerowaste-takeouts-in-tokyo