こんにちは、SRA-J YOUTHの冨塚由希乃です。この「サステナブルコラム」シリーズは、SRA-Jが飲食店に実施しているレーティングの指標の10項目に基づきお届けします。
9月に入り、だんだんと涼しくなってきました。
ただ、こまめに水分補給などの熱中症対策には引き続き気をつけていきましょう。
今回のサステナブルコラムは、SRA-Jで位置付けているフレームワークの「社会」から。地域社会、学校、チャリティ団体と協力して、あなたをサポートしてくれている人々をサポートする「地域コミュニティへの支援」をテーマにお届けします。
地域コミュニティといっても沢山あり、レストランは多くの業者の方、農家さんやお客様などの繋がりがあると思います。
またサプライヤーとレストランという視点で考えると、以前にこちらでご紹介した「地産地消と旬の食材」のフレームとも繋がる部分があると思います。
とはいっても、地域コミュニティと言われても抽象的でイメージがしにくい場合には、こども食堂と農家さん、フードバンクなどの関係性がわかりやすいかもしれません。
ある都内のこども食堂の一例ですが、農家さんからは市場に出せない規格外品を提供、
フードバンクからはこども食堂に食材を提供したり、寺子屋という名の塾を地元の大学生達と共同して開催していました。
また、フードバンクではありつつも地元の方々のハローワークの場として機能している事務所もありました。
私も何度かフードバンクの代表の方とお話させていただいた際に、地域の繋がりを大事にし、ともに助け合い与え合う姿を見てきました。
このような素敵な取り組みは、地域のつながりがあるからこそできるのだと感じました。
上記の例はレストランではありませんが、IDEAS FOR GOODの連載「FOOD MADE GOOD」で、愛媛県松野町にある野生のピッツェリアSELVAGGIOの代表・北久裕大シェフのインタビュー記事が公開されました。
筆者も以前にお伺いして、その地域の方ともお話させていただきました。人との繋がりや食材、自然の空間などを大事にしながら大人気のレストランとして地元の方にも愛されています。
そんなレストランが、地域コミュニティを知り溶け込んでいくまでをぜひ読んでみてください。
9月9日(木)に行われるイベント「Creative Chefs Box 2030 一枚のピザから地域の食と未来を考える」では、ゲストの北久シェフと交流しながら、地域との関わりも含めたサステナブルな食の未来をどのように思い描いているのかを感じていただけると思います。ぜひ愛媛からお届けするピザを片手にお楽しみください。
▼「Creative Chefs Box 2030 一枚のピザから地域の食と未来を考える」の詳細はこちら
https://ccb2030-sept.peatix.com/
▼遠方からも人が集まる限界集落のピッツェリア「SELVAGGIO」に学ぶ、オーガニックの裏側の努力
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