能登豪雨 水害被災地緊急支援につきまして

能登豪雨 水害被災地緊急支援につきまして

観測史上過去最多という、記録的豪雨により、9月21日から石川県の珠洲市や能登町、輪島市などで河川の氾濫や土砂崩れ、通行止めなどの被害が発生しています。ようやく水も引き、甚大な被害の状況が明らかになってきました。地震の被害からようやく復興に向けて兆しが見え始めた矢先、言葉もありません。被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。

震災直後から、自らも被災者でありながら、7月末まで、毎日炊き出しを続けてこられた、SRAジャパン加盟店の日本料理「富成」様もまた、地震の被害を受けた上に、今回の大雨により二重の被害にあわれています。特に、富成様のお店のある輪島市町野町は、町の中心部が浸水し、特に被害が大きなエリアのひとつになっています。

日本サステイナブル・レストラン協会は、2024年元旦に発生した能登半島地震の被災地支援に続き、今回の豪雨による災害の支援を行うことを決定いたしました。つきましては、支援金の寄付を募ります。
寄付金は、水害に遭われた方の炊き出しなどの支援に使わせていただく予定です。

皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会
代表理事 下田屋 毅

<支援金振込専用口座>
みずほ銀行 恵比寿支店
普通 口座番号 1742655
一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会

*ご入金の確認を確実にするため、以下の要領でお振込ください。

振込人を「氏名(または団体名)+ご住所の郵便番号」と入力してください。
(例:お名前が下田屋 毅 の場合、「シモタヤタケシ1500022」

下記の支援登録フォームに、連絡先等をお知らせください。
ご記入いただきました連絡先に、支援状況のご報告をさせていただきます。

お問い合わせ

一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会 contact@foodmadegood.jp

アフターコロナ、レストランの新しいかたち~FoodMadeGood50から取り組む

アフターコロナ、レストランの新しいかたち~FoodMadeGood50から取り組む

 コロナ禍を経て、私たちの生活はガラリと変わると言われています。「ニューノーマル」という言葉があちこちで見かけるようになり、レストランや食料品店のあり方も変わっていくでしょう。多くのシェフや経営者たちもコロナショックを経験し、料理人として、また食文化を担うプロとして、今までとは何か違う思いを抱えているのではないでしょうか。

…これまで通り少しでも良い食材を少しでも安く手に入れて、心を込めて料理する、それだけでいいのでしょうか?
我々が毎日扱う数々の食品には、サプライチェーンにおける農業や漁業、また流通段階においてさまざまな問題が潜んでいます。農薬、化学肥料、遺伝子組み換え、フードロス、水産資源の枯渇、動物福祉、移民労働者の現代奴隷制の問題、児童労働など。これらを無視して、本当に美味しい料理が作れるのでしょうか。自信を持ってお客様に提供できるでしょうか。

…テイクアウトやデリバリー、透明な仕切りも必要だけど、やはり店内でお客様が肩寄せ合ってワイワイガヤガヤ食事を楽しむ姿、常連のお客様とのデイリーな会話はお金には換算できない価値があります。今後、そうした景色がなくなるのはあまりにも寂しいと思います。ましてや、ソーシャルディスタンスをとったレイアウトでどう売り上げを確保していけばいいのか。断腸の思いで従業員を解雇しなければならない状況に追い込まれ、今後どういう風に持続可能な経営をしていけばいいのか。

人と一緒に食べる喜びが感じられる場所として、人と人が直接交わる場所として、生産者の思いが詰まった地元の食材をその土地の風土を楽しみながら食べられる場所として、飲食店が担ってきた文化的、社会的役割は今後どうなるのか。こうした疑問や不安を抱えている方もいるのではないでしょうか

こうした新しい課題に特効薬はありませんが、ただ一つ言えることは「これまで通りのやり方ではやっていけない」ということだと思います。皆が抱えている不安は「問題の正体がよく分からない」ということではありませんか。
「エコやエシカル、サステナビリティとかいうけれど、それと自分とがどう関係しているのかはっきりしない」、あるいは、「やらなければいけないと分かっているけど、問題が大きすぎて、どこから着手すればいいのか分からない」「一人では手に負えないし、どれだけの価値があるのか分からない」「どうやればいいのか分からない」ということではないでしょうか。

こうした悩みや不安を抱えている飲食店の方々にぜひお試しいただきたいのが、Food Made Good 50(FMG50)です。

このFMG50は英国で開発され、食のサステナビリティを推進するために世界の飲食店・レストランが世界共通のセルフアセスメントとして使用しているツールです。 50の質問に答えるだけで、自分の店舗がどのような状態かがわかります。何ができていて何ができていないのか、不足している部分はどこか、取り組むべきことは何か、といったことが発行される簡易レポートによって理解することができます。こちらは無料でどの団体にもご利用いただけますので、是非ご活用いただければと思います。

また現在、当協会では、コロナ禍で浮上してきた新しい課題や疑問、不安などについて飲食店・レストランのみなさんからの声を集めています。どのような問題があり、今後どのように立ち向かうべきか、コロナ後のレストランの新しいかたちについての思いやアイデア、すでに取り組んでいる内容などがございましたら、下記まで情報をお寄せください。今後、開催を予定しているイベントでみなさまのご意見を参考に、各分野の著名人を交えながら一緒に解を模索していきたいと思います。

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