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一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会(本社:東京都渋谷区、代表理事:下田屋 毅、以下SRAジャパン)が、全国牛乳容器環境協議会(以下 容環協)と共催で、2023年7月31日(月)から8月30日(水)までの間、紙パックを通じて、持続可能な社会づくりに貢献するため、飲食店を中心とした紙パックのリサイクルを広げるプロジェクト「Food Made Good紙パック50アクション」を実施いたします。
「Food Made Good紙パック50アクション」は、紙パックを通じて、持続可能な社会づくりに貢献するため、飲食店で燃えるゴミとして捨てられてしまうことが多い紙パックを、優良な資源であると認識していただく啓発活動、および、紙パックの回収、およびその定着へ結び付けた活動を行うものです。上質な資源である紙パックのリサイクル率を、現状の40%から50%にひき上げることで、CO2を削減し、資源循環を増やすことを長期的な目標とし、プロジェクト実施期間に、飲食店が地域のハブとなり、実際に回収を行い、継続的な回収につながる調査、支援体制を確立させることを目指します。
プロジェクト名称 :「Food Made Good紙パック50アクション」
開催期間 :2023年7月31日(月)から8月30日(水)
実施エリア:兵庫県芦屋市、大阪府東大阪市、東京都練馬区・千代田区、神奈川県厚木市・茅ヶ崎市、愛知県名古屋市)
兵庫県芦屋市
兵庫県芦屋市
大阪府東大阪市
東京都練馬区
東京都練馬区
東京都千代田区
神奈川県厚木市
神奈川県厚木市
神奈川県茅ヶ崎市
愛知県名古屋市
「Food Made Good紙パック50アクション」に先立ち、東京都練馬区で開催されましたイベント、「PLAY!高架下」に、SRAジャパンが出展し、紙パックの回収と、紙パックのリサイクルに関するアンケートを実施しました。
開催日時:2023年7月8日(土)10時から15時
開催場所:西武鉄道池袋線 石神井公園駅と大泉学園駅間の高架下
『高架下の小さな広場』 (石神井公園駅から徒歩約7分)
イベント主催:株式会社西武リアルティソリューションズ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:齊藤 朝秀)
「Food Made Good紙パック50アクション」開催期間中の8月20日(日)は、ル・ニコ・ア・オーミナミ(神奈川県茅ヶ崎市)におきまして、「ル・ニコの夏祭り」が開催されます。「ル・ニコの夏祭り」では、少し昭和のノスタルジーを感じるいろんな露店、ル・ニコやその他ご協力いただく近隣の飲食店の協力による様々なジャンルのお料理をリーズナブルにお楽しみいただける、1日限りのフードコートが出現します。世代を問わず、たくさんの人達に楽しんでいただけるお祭りです。こちらの会場で、飲食店、また一般の方からの紙パックの持ち込みを受け付けています。
開催日時:2023年8月20日(日)11時30分から21時30分
会場:ル・ニコ・ア・オーミナミ(神奈川県茅ヶ崎市柳島2-9-17)
紙パックの持ち込みについて:洗って開いて乾かした紙パック6枚(6L分)と、トイレットペーパー1個を交換いたします。会場の回収ボックスの担当にお声がけの上、回収ボックスに紙パックを入れてください。
主催:ル・ニコ・ア・オーミナミ
紙パック回収協力:SRAジャパン
「Food Made Good紙パック50アクション」参加店舗は、Food Made Good Awardsの特別賞「ベストリサイクル賞」にノミネートされます。
Food Made Good Awardsとは、サステナビリティを推進してきたSRAジャパン加盟レストランの成功を祝い、継続的な変化を求めることを目的として実施します。飲食産業の持続可能性を向上させるためのリーダーシップ、イニシアチブと革新的なアイデアを表彰します。
開催日時:2023年11月20日(月)
アワードの種類:大賞 / 部門賞 調達・社会・環境 / ベストリサイクル賞、他
エントリー対象:SRAジャパン加盟レストラン(2023年7月現在50店舗)
全国乳容器環境協議会(略称:容環協))は、紙パックのリサイクルを促進している事業者団体で、乳業メーカーや紙パックメーカー、再生紙メーカー、古紙問屋、業界団体など約140社・組織から構成されている組織です。
【問い合わせ】 info@yokankyo.jp
日本サステイナブル・レストラン協会(SRAジャパン)では、生産者の現場で飲食店レストラン・企業パートナー様と共に学びあう機会とつながりを大切にしています。今回は、農業と畜産業におけるサステナブルな取り組みについて理解を深めるため、2023年7月11日(火)にSRAジャパン加盟店のザ・キャピトルホテル東急の、「オールディダイニングORIGAMI」「日本料理 水簾」、企業パートナーのニッコー株式会社、その他、関係・ご支援をいただいている会社の方々とともに、長野県茅野市八ヶ岳の麓で農業と畜産業を運営するちとせグループの「ちとせアグリベース」を訪問いたしました。
訪問先のちとせアグリベース代表の三本さんより、世界のバイオ企業である「ちとせグループの概要」、全国の農業畜産大学の総本山・八ヶ岳中央農業実践大学校との連携と共に2023年4月29日(土)に開業された「ちとせアグリベース」の概要をご説明頂いた後、農場と畜産場をまわりながら解説頂きました。
ちとせグループは微生物をはじめ生き物の力を活用したバイオテクノロジーの可能性を追求することで、医薬品、食品、化学品、農業、エネルギーなど、化石資源を基点に構築されている産業構造において、光合成を基点に組み上げ、循環型の社会に近づけるための研究開発・事業開発を行っています。特に、藻類培養においては、陸上植物と比較し、オイル収量・タンパク質収量に優れ、かつCO2削減に貢献することから、スーパーフード及びバイオ燃料として期待されています。
農業分野については、2015年からマレーシアにおいて、いちごやトマトなどの栽培をはじめておられます。
日本においても、千年先まで生き物たちが豊かに暮らせる「千年農業」を実践・確立すべく、今回訪問した八ヶ岳アグリベースが試験場基地としてはじまりました。経済合理性を成立させながら、技術を社会に展開し、千年農業を実践できる人材を輩出することも目的としておられます。
森林を含む約260haを誇る広大な敷地内にある、①農園エリア ②放牧畜産エリア ③飼育エリア・加工所・直売所 ④新型堆肥化プラント 計4か所の一部を視察しました。
放牧養鶏エリアでは、山梨県甲斐市の山懐・黒富士農場さんの飼養技術等を用い、共同で産業動物福祉を念頭においた持続可能な放牧養鶏を実践されていらっしゃいます。1万羽のボリスブラウン(鶏の品種)が、定期的に外に出られる仕組み、地元廃材を利用した発酵飼料を使用しているなどの説明を伺いました。
また、卵の集積及び管理所の仕組みも工夫があり、直売所で無洗卵も購入することができます。無洗卵は産み落とされてから洗われていないものを指します。産卵直後の殻には、クチクラ層という層があり、孵化するまでの間、細菌の進入を防ぐ役割があります。一般的な卵は、洗浄とともにクチクラ層も失われてしまいます。無洗卵の場合は、本来のバリア機能が備わっているため、一般の卵より日持ちします。一方で、衛生管理は必要となります。
③飼育エリア・加工所・直売所
飼育エリアでは、ヤギ・ポニーなどがおり観光農場の雰囲気で、訪れたファミリーやリピーターさんにとって看板娘・息子のような役割になっているとのこと。将来、農園における除草の役割としてヤギの活用は検討するそうです。
近くには、搾りたて牛乳を活用した牛乳・チーズ・ヨーグルト・アイスクリームを製造する工房と販売する直売所、青々とした芝生広場もあり、高原らしいさわやかな風が訪れた人を癒してくれます。
工房においては、現在のところ、稼働すると採算が合わない課題をかかえています。例えば、牛乳1本製造するには500円/1ℓかかりますが、現状275円/1ℓで販売。7-10%はジャージー乳が入るため破格の値段で提供、これまでのファンを考慮され、お値段据え置きでやっておられます。
上段が無洗卵
④ 新型堆肥化プラント
最後に、循環型農業を牽引する姿勢のひとつとして、新型堆肥化プラント「ちとせバイオマス変換プラント」の設置エリア。校内の飼育動物から回収される糞尿やもみ殻を有機肥料として加工。特徴的な樽型デザインや、内部のバイオマス変換の状態をリアルタイムで表示する仕掛けもあり、可視化が難しい微生物の世界の一部が分かりやすく展示されています。
今回訪問させていただき、農業と畜産業における高齢化をはじめ慣行農法と飼育の限界と課題について、微生物をはじめ生命の相互扶助作用を活用し、コントロールからマネージメントの概念を用いた循環型環境社会へと導く技術と人材の開発を、経済性の両立と共に進められる点において、日本の農業を支えてくださる会社の一つであり、今後も引き続き皆様と共に訪問し、サステナビリティの理解を深めてまいりたいと考えております。
今回の視察に際し、ちとせグループ様、またちとせアグリベース代表の三本さん、徳竹さんをはじめ関係者の皆様のご準備、ご対応に心から感謝申し上げます。
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世界中のシェフやレストラン、特に影響力のある著名なシェフや有名店は、食の未来、ひいては地球の未来に対して、非常に重要な役割を担っています。
2023年のアジアのベストレストラン50は、まさにこのことを証明するものでした。 今年の受賞者であるマニラのTOYO EATERYは、自らの役割と責任を認識しているだけでなく、それに真正面から取り組み、フィリピンのみならず世界中のレストランに感銘を与えるような、前向きな変化をし続けるモデルを作り出しているからです。
環境を守ることはサステナビリティの重要な要素ですが、TOYO EATERYでは、それだけではなく、共に働く人々の伝統や文化、テロワール(風土特性)を尊重することを最も大切にしています。
TOYO EATERYは、フィリピン国内の良い影響を与えている人々との関係づくりを中心に事業を展開しています。特に、伝統食材や郷土食材に焦点を当て、サプライヤーや生産者をパートナーとして長期的な関係を築くことを大切にしています。
ジョーディ・ナバラ シェフ
この進歩的なレストランの理念の中で最も感銘を受ける要素のひとつは、可能な限り良い影響を与える食材を調達し提供するために、常に改善に取り組み続け、新たな方法を探し続けるひたむきな姿勢です。このことは、2022年の包括的なサステナビリティレポートに記載された彼らの発言によく表れています。
「私たちの店は世界で最もサステナブルなレストランではないかもしれませんが、今日が今までで最もサステナブルだと思います。これからも、私たちの価値観を守り、より良いものにしていき、世界がどんな変化に直面しても対応できるように成長し進化し続けていこうと計画しています。」
その例が、牛肉の転換です。彼らは2020年に輸入牛肉を使用しないという決断をしました。そして、その2年後の2022年には、メニューから牛肉を完全に無くしました。今では、テイスティングメニューの半分以上がベジタリアンかビーガンです。
改善し続けることへのコミットメントをさらに証明しているのが、「地元産」「オーガニック」「トレーサビリティ」の三原則に基づく透明な調達方針です。現在、原材料の90%が地元産、75%がオーガニック、同じく75%はトレーサビリティが確保されたものです。2025年にはそれぞれ95%、90%、90%にするという目標を掲げています。
マウンテン・バイオレット古代米という、その名の通り紫色(炊いても紫色)の米など、伝統的で土着の食材は彼らの食の哲学のまさに核心です。このような食材を調達し提供することで、生物多様性と職人的生産者のネットワークの両方を支援しています。
レストランは、その店の置かれた環境の中で運営しなければなりません。TOYO EATERY の場合、紅茶やコーヒー、砂糖といったハイリスクな食材の90%地元で調達し、しかも、そのほとんどをオーガニックにしたことが、彼らにとってプラスに働きました。
TOYO EATERY の看板メニュー、バハイクボ
TOYO EATERY の精神を理解するためには、看板メニューのひとつである「バハイクボ」を見るのが一番でしょう。バハイクボは、18種類の野菜をさまざまな方法で調理したものです。この料理は、TOYO EATERY のパートナーである農家と築き上げ、これからも深めていく貴重な関係性を象徴しています。
農家との関係は、TOYO EATERYが女性農業者の協同組合であるGood Food Co,のために行った大規模な募金活動にも表れています。この活動を通して、農家の気候変動リスクへの適応や、リスクに対する生産者コミュニティの対策強化を支援しています。
店舗スタッフの健康も重要な優先事項です。毎年、店舗を休業して全従業員に休息とリフレッシュの時間を提供しています。
レストランの影響を全般的に改善するという目標は、調達にとどまりません。2年後を目標に、エネルギーと水の消費量を25%削減し、2024年末までに食品廃棄物ゼロを達成することを約束しています。
ジョーディ・ナバラシェフと彼のチームの受賞を祝福し、さらなる活躍を期待します。今後も彼らの活躍に注目していきたいと思います。
(トム・タナー、サステイナブル・レストラン協会)
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