【ご案内】デンマーク研修 – 食と社会のサステナビリティを探求 –

【ご案内】デンマーク研修 – 食と社会のサステナビリティを探求 –

【5/30-6/3 】SRAジャパン主催
デンマーク研修 ➖食と社会のサステナビリティを探求

『食の国民会議』に参加し 最新の食育・食と農の動向に触れ、日本における活動アイディアを整理する

5/30-6/3 (5日間) 現地集合・現地解散
*5/29にコペンハーゲンに各自で集合していただきます。

デンマーク研修終了後、英国ロンドンへ移動し、サステイナブルレストラン協会本部や加盟店レストランを訪問します。希望者の方はご同行いただけますので、お知らせください。 

 

研修概要

外食産業のサステナビリティを推進するために、SRAジャパンはさまざまな視点から料理人や外食関係者の方に向け、セミナーや体験プログラムを提供しています。

今回は、初の海外研修。サステイナビリティ先進国であり、幸福度・SDGsランキングなど地球・社会・ヒト全ての分野で、トップクラスに位置する、デンマークを訪問します。

デンマークの国土は日本の九州と同じくらいの面積を持ち、北欧の小国と称されながら、どのようにして現在の地位を築いたのでしょうか。

その理由に、『彼らのスタイル』で、厳しく、楽しく、そして優しく『社会をシフト』させてきたことが挙げられるそうです。政治・教育・ビジネスなどすべてのシーンにおいて、『彼らのスタイル』には共通の特徴が表れています。それは、『課題をテーブルに出す』、『とことん対話』、そして『楽しく』、取り組む姿勢です。

サステナビリティを推進していくために、どれも欠かせないプロセスになります。

SRAジャパンは、外食産業のサステナビリティを推進するリーダー人材に対して、このプロセスを実際に現地において体験していただくため、『食と農』の分野にフォーカスし、政治家から子供まで、1万人以上が参加し、関連するトピックについて話し合うイベント、『Madens Folkemøde(食の国民会議)』への参加を、今回の研修のメインコンテンツとして研修を企画いたしました。現地の方とディスカッションのテーブルについていただくことで、『対話と議論のプロセス』を、実際にご体験いただきます。

また、プログラム後半では、デンマークの首都、コペンハーゲンに移動し、サステナブル先進都市として、進化してきた同市の観光政策の解説や、特徴的なエリアの見学、またソーシャルディナーの体験など、都市における「食」と「サステナビリティ」について考察できる内容をご用意しています。

本研修では、『Madens Folkemøde(食の国民会議)』の開催地であるデンマーク・ロラン島在住のジャーナリスト/文化翻訳家であるニールセン北村朋子氏に、同行いただき、解説いただきます。

今回の研修では、「食のサステナビリティ」を多角的にとらえるため、さまざまなプログラムを盛り込んでいます。

ポイント

1 .『Madens Folkemøde(食の国民会議)』に参加

・子供から政治家まで食をテーマに討論する『Madens Folkemøde(食の国民会議)』に参加
・サステイナブル社会の先進国・デンマークにおける食と農の最新情報を得る
・地元の方々に交じり大晩餐会に参加し、食を通じた民主主義やコミュニティのあり方を体感

Madens Folkemøde
会期:2024年5月31日、6月1日
2.『ニュー・ノルディック・キュイジーヌ(新北欧料理)』体験

世界のレストランのトレンドを牽引する、クリエイティブでイノベーティブな『ニュー・ノルディック・キュイジーヌ(新北欧料理)』が体験できるレストランでの食事をアレンジ。
レストランMOTA  https://www.restaurant-mota.com/en/  (予定)

 

3. 野菜農家訪問

デンマークの一流レストランが仕入れをしている農場を訪問。畑の哲学者とも称される野菜農家の方との対話の時間を設け、野菜の育て方や考え方、またその野菜を使っている一流レストランのシェフとのエピソードなどを伺います。とれたての野菜も味わっていただけるかも。

 

4. サステナブル先進都市・コペンハーゲンライトウォーク

3. 2019年『The end of Tourism as we know』をテーマに観光政策を掲げ、住民も観光客もよい影響をもたらすサステイナな市として進化するコペンハーゲン。そのポイントとなるエリアを訪問し、政策の背景や現状などを解説します。

5. アブサロン体験(コミュニティディナー)

日本でも人気のデンマーク発祥の雑貨ストア、フライングタイガー。その創業者であるレナート・ライボシツさんが始めた、偶然隣り合った人見知らぬ人同士でテーブルを囲むのた楽しい夕食会「アブサロン」に参加します。あまり使われなくなった教会をリノベーションした魅力的なロケーションの特別なディナー体験です。ここでは、民間流福祉のあり方を体感します。

 

6.ニールセン北村朋子氏によるナビゲート

デンマーク・ロラン島在住の、地元の食や農業に精通した文化翻訳家/ジャーナリストであるニールセン北村朋子氏が同行し、通訳および解説をいたします。食やサステナビリティの分野で活動するプロの参加者のみなさまが、お互いに交流し、より深い理解を深めることのできるオリジナルなプログラムをSRAジャパンと共同で企画しています。

 

『Ungdommens Madmøde(若者の食会議)』ユースのための『食の学校』と『シンポジウム』

食の学校

子どもと若者を対象とした北欧最大の食育イベント。デンマークのみならず北欧各国から500人の学童が参加 !

食のワークショップ、食のクイズ、討論、試食で構成され、少しでも良い食文化を選び取る勇気、そして北欧地域全体の食への理解を深めることが目的。

4〜6年生以上のクラスを対象とし、各クラスにはカスタマイズされたプログラムが提供されます。

シンポジウム

学校における食の役割を再定義し、次世代のための持続可能な食文化の発展を促すことが目的。

参加者は、子どもたちの健康的で持続可能な食の推進に携わる専門家、学校教師、研究者、政治家、機関。

このシンポジウムでは、北欧全土からの発表者とともに、北欧諸国の最新の知識とひらめきを与えるような事例を紹介。

学校給食や食の知識から、食の楽しみ、新しい食への勇気、学校菜園に至るまで、学校における食の役割に幅広いテーマを持たせ、参加者がお互いの実践やアイデアから刺激を受けることを目指しています。

北欧諸国からも若者を招待し、各地域の食文化を披露する機会から、若者同士でインスピレーションを与えあうことも期待されています。

 

『Madens Folkemøde(食の国民会議)』とは

「食の国民会議」では、政治家から子供を含む一般の方まで1万人がデンマークの小さな島ロラン島に集まり、食をテーマに150以上の討論会、講演会、食のワークショップが2日間にわたり行われます。

日本の食フェスは「食べる&呑む」ですが、デンマークの食フェスは「学ぶ&対話」が基本にありながらもフェスのように全力で楽しむ要素も。

食育セッションでは、子供たちが鹿の皮剥ぎを協力して行い、皆で命を頂いたりと、食べるまでの過程をありのままに体験できたりもします。

Madens Folkemøde https://www.madensfolkemode.dk/

 

ニュー・ノルディック・キュイジーヌ体験 MOTA(一例)

コペンハーゲンから1時間にあるジオパーク・オドシャーレッド地域にあった精神病院が、ミシュラン1つ星レストラン、クラフトビール醸造所、葡萄畑、アート施設など、美食と文化のホットスポットに生まれ変わりました。ミシュラン1つ星レストランMOTAではフィヨルドなど肥沃な地形から育まれるテロワールの恵みを最大限に活かし、クラウス・ヘンリクセンシェフが生き生きとした遊び心と官能的な食の世界に誘います。
2022年7月初のミシュランの星を獲得し、デンマーク料理ガイド2022で年間最優秀レストランおよび年間最優秀デザート賞に選ばれましたMOTA は、食の持続可能性と品質があたりまえのように考えられています。レストラン周辺の自然の中で収穫される朝どれ野菜、海藻やビーチハーブはレストランを囲むフィヨルドから収穫されます。
シンプルさを尊重し、創造性、個性、温もりを感じさせることで、すべてがより調和するユニークなダイニング体験を生み出します。

ナビゲーター/デンマークのエキスパート

ニールセン北村朋子氏

2001年よりロラン島在住。Cultural Translator/文化翻訳家。DANSK主宰。一般社団法人AIDA DESIGN LAB理事。一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会アドバイザー。京都芸術大学通信教育部「食文化デザインコース」講師。食のインターナショナルフォルケホイスコーレLollands Højskole理事(準備中)。ジャーナリスト、コーディネーター、アドバイザー。講演、ワークショップ、ラーニングジャーニーなどを企画、実施。
会社員、米国留学を経てフリーの映像翻訳家として独立。デンマーク・インターナショナル・メディア・プレスセンター代表メンバー。2012年デンマーク・ジャーナリスト協会東デンマーク地区ジャーナリスト賞受賞。

研修条件

実施期間

【デンマーク研修】2024年5月30日(木)〜6月3日(月) 現地集合・解散

【オプション:英国訪問】2024年6月3日(月)~6月5日(水) 現地集合・解散

※上記日程は現地プログラム開催期間となり、往復のフライト(英国訪問はフライト及びホテル)は含まれておりません。

※事前イベント(デンマークセミナー)は終了しました

 

訪問地

デンマーク ロラン島、ニークビンジーラント、コペンハーゲン市

研修代金

【デンマークのみ参加5日間(5/30-6/3朝解散)】
5/6名参加時 37万円
7名参加時  34万円
8名参加時  32万円

【英国訪問3日間(6/3-6/5)】
※ご希望の方はお問い合わせください。後日料金をお伝えします。

※研修代金は参加人数により異なります。デンマーク国内各地への移動はレンタカーを利用します。(6名以上は2台に分かれて乗車)
※5/30-6/1 3泊は2~3名1部屋の相部屋となり、性別により1部屋利用となる場合は追加代金が発生します。(5/30,31 16500円×2泊、6/1 11000円)
※研修申込にあたり申込金50,000円/人のお振込をもって契約成立となります。(申込金は代金の一部に含まれます)
※当協会は、現地関係者様との連絡・調整・送金など研修事務手数料を御一人様あたり2500円(税込)頂戴します。それ以外の研修にかかる宿泊・送迎・食費などの手配手数料は頂きません。
また、参加人数が確認した時点で、宿泊先・レストランの手配となるため、内容が一部変更になることもあります。つきましては、最終人数が確定次第、残金の調整を行います。

研修代金に含まれるもの

食事(一部日程を除く)、視察・通訳費、記載された移動費、通訳、宿泊費(5/30-6/1 3泊相部屋、6/2 1泊一人部屋)など

研修代金に含まれないもの

往復航空券、記載のない宿泊と食事、一人部屋利用代金、日本国内の交通費、コペンハーゲン空港⇔コペンハーゲン駅&コペンハーゲン市内公共交通機関、お飲み物代、海外旅行傷害保険など

キャンセル料金

ご契約成立(事務局から振込先をご連絡し、お客様の振込が確認できた時点)後に、お客様の都合で契約解除される際は次の金額を取消料として申し受けます
・研修開始日の前日から起算して40日前から15日前まで:研修代金の50%
・研修開始日の前日から起算して14日前以降:研修代金の100%

定員

5名様以上催行 定員8名様

申込期間

2024年4月24日(水)17:00まで (ただし、定員に達しましたら受付は終了させていただきます)

主催者

一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会(SRAジャパン)

お問い合わせ、参加申込

お申し込みの際は、下記の項目をすべて記載して、Emailで、日本サステイナブル・レストラン協会までお送りください。

Email: contact@foodmadegood.jp

  1. 氏名(漢字)
  2. パスポート通りのアルファベット名 (: SHIMOTAYA / TAKESHI MR)
  3. 性別(男/女)
  4. 生年月日(例:2024/5/31
  5. Eメールアドレス
  6. 電話番号
  7. 国内の緊急連絡先 氏名・続柄・携帯番号
  8. パスポートの有効期限(例:2024/8/31)*出国時有効期限3ヶ月以上が望ましい
  9. 住所
  10. 質問、連絡事項等ございまいましたらご記入ください
  11. 研修条件は確認済みですか?(はい/いいえ)
  12. オプションの英国訪問に参加されますか?(6/3-5 3日間、宿泊各自手配)  ※参加される方は別途メールにて金額とスケジュールをご連絡致します

Food Made Goodは世界でどのように拡大しているのか?7つの質問

Food Made Goodは世界でどのように拡大しているのか?7つの質問

SRAの成長責任者であるウィル・ブラウニングに、SRAに出会うまでの経歴、そしてFood Made Goodが世界中のホスピタリティ業界に持続可能性のゴールド・スタンダードをどのように提供しているかについて話を聞きました。

Food Made Goodスタンダードを更新し改良することはなぜ重要だったのですか?

私はFood Made Good スタンダードの更新後にSRAに入社しましたが、スタンダードチームとの議論の中で、更新と改良の決定には非常に重要な2つの理由があったと聞きました。

まず第一に、トレンドや私たちが扱う持続可能性のトピックについての理解の変化を認定に反映させることが非常に重要です。これは、SRAが長期的に継続していかなければならないことです。私たちが社会的に先進的で環境を回復することが可能なホスピタリティ業界を推進したいのであれば、私たちが支援する企業に提供するアドバイスが、それを実現するための最新の情報を反映していなければなりません。私たちが直面している現実を反映させるために、調達、社会、環境というすべての柱に対して更新が必要でした。これには、スタッフのウェルビーイング、ダイバーシティ&インクルージョン、生物多様性、循環型社会といったトピックにさらに注力していくことも含まれます。

私たちのビジョンは、英国内だけでの活動では達成することはできないため、内容だけでなく、Food Made Goodが世界のどこの企業にも適用でき、利用できるようにすることも、スタンダードチームにとって重要なことです。私たちが組織として注力することは、地球上のあらゆる場所にあるレストランを通じて、いかに良い影響を拡大できるかということです。そして、ウェブサイトプロセスだけでなく、スタンダードを刷新することで、Food Made Goodはユーザーにとってより使いやすく、世界規模で利用できるようになりました。

今回の更新はどのように行われ、何が変わったのですか?

Food Made Goodが、飲食事業における持続可能性のために価値のある包括的かつ総合的なフレームワークであることを保証する上で、SRAは単独でこれを開発することはできませんでした。そのため、フレームワークの各分野の専門家のアドバイスや意見を取り入れ、このスタンダードが適切かつ有用で、最新のものになるように努めました。協力者は、エレン・マッカーサー財団フード・イニシアチブやWRAPといった組織から、CH&Coやハート・ウィズ・スマート・グループといったホスピタリティの専門家まで多岐にわたり、各テーマに関する専門知識と、飲食事業の運営実態に最も近い現場の人々からの洞察もバランス良く取り入れました。このような協力を得て、スタンダードチームは、その中で持続可能性を推進する上で実用的な価値を提供するフレームワークを作成することができました。

この協議とプロセスにより、最新のアドバイスとベストプラクティスの進展に基づいて、すべての柱に変更が加えられました。調達面では、範囲が拡大され、サプライヤーとの関係やトレーサビリティなど、より深く掘り下げることができるようになりました。社会面では、専門職の育成や雇用の安定に関する情報がより多く求められるようになったほか、企業が地域社会とどのように関わっているかをより詳細に調査するようになりました。また、環境面では、気候変動危機への対応が急務であることを反映し、二酸化炭素排出量に重点を置き、汚染に関する項目を新設しました。

FMGスタンダードの最も独特でユニークな部分は何だと思われますか?

ホスピタリティビジネスをより持続可能なものにするための支援手段として、Food Made Goodには独特な2つの側面があります。1つ目は、スタンダード自体が飲食ビジネスに特化してデザインされていることです。飲食業界の目的にそぐわない、理想主義や達成不可能な評価基準などではなく、この業界を熟知し、微妙なニュアンスを理解する人々によって構築されているため、私たちが厨房で直面する現実的な課題を反映しています。

そして、これらの課題をしっかり反映しているだけでなく、どうすれば改善できるかという具体的で実践的な行動計画も示してくれます。アウトプットとして得られるレポートは、あなたの店に合わせて作成され、あなたのビジネスがより持続可能になるために取るべき次のステップを導いてくれます。これがFood Made Good のユニークな点であると私は思います。これは単なる持続可能性のお墨付き以上のものであると思います。そして、世界的に有名なシェフやホスピタリティ企業が、自らの取り組みに役立てるためにレストランでFood Made Good を利用している理由でもあります。

2024年もすでに始まっていますが、現在、Food Made Goodの世界での存在感はどのようになっているのでしょうか?

私たちは、これまで世界中の企業を支援してきましたが、Food Made Goodをグローバルに展開して以来、さまざまな国で認定やフレームワークへの関心が高まっています。すでに22カ国のホスピタリティ企業がこのスタンダードに取り組んでいます。オーストラリアでは初の認定レストラン「Brae」が誕生し、Potato Head(バリでは初)やサンパウロのthe Rosewood Hotelが年初にプロセスを開始しました!

また、私たちのミッションを世界中で推進するために、多様なチームとパートナーのネットワークによる支援があることは、非常に幸運なことです。私たちのグローバル・オフィスは英国、アイルランド、フランス、香港まで広がっており、それ以外にも私たちの活動を支援してくれるパートナー団体があります。アラブ首長国連邦(UAE)では、パートナー団体がBOCAの認定をサポートし、見事に三ツ星を獲得しました。第1回Food Made Goodイタリア・アワードの受賞者は3月に発表される予定なので、まもなくイタリアで認定を受ける最初のレストランにお会いできるのが非常に楽しみです。

World’s 50 Best との協力や、フロール・デ・カーニャのサステナブル・カクテル・チャレンジの審査など、パートナーシップは、Food Made Goodを広める素晴らしい方法です。ホスピタリティビジネスがより持続可能なものになれるよう熱心に協力して取り組みを行っているパートナー団体から話を聞けることを、私はいつも楽しみにしています。

あなたの経歴とSRAで働くようになった経緯を教えてください。

私はディアジオのホスピタリティ部門でキャリアをスタートさせ、コマーシャルチームや戦略チームでさまざまな職務を経験しました。最初の仕事では、ギネス、プレミアム・ジンやウォッカなどを、ノッティンガムとレスターのあらゆるパブ、レストラン、ホテルに販売しました。週の初めに卸売業者から仕入れ、1日に顧客を10軒回って販売しました。毎日いろいろな人や企業と話すことで多くのことを学びましたが、何よりもこの業界で働くことの素晴らしさを学びました。

ディアジオを退職後、非営利団体のセクターに転職し、最初はProstate Cancer UK(前立腺がんの研究支援組織)で働き、その後フェアトレードに転職しました。フェアトレードでは、屋外広告チームのリーダーや、グレッグスなどの大手フェアトレード小売業者を担当するチームのリーダーをした後、パートナーシップ開発チームを立ち上げました。The SRAの求人を見た時、サステナビリティの分野で大きな理念を持った職務に就きたいという思いと、そして、それを自分の大好きな業界でやるという、この2つの希望をまとめて実現できる絶好の機会だと思いました!

SRAでの仕事で一番好きなことは何ですか?

私たちがサポートし日々お話しする人々や企業の種類の幅広さとバリエーションの多さです。この仕事を始めて数週間のある日のこと、ノッティング・ヒルにあるファーストフードチェーン店の厨房で朝から打ち合わせをし、その後、三ツ星レストランのリッツの厨房で料理長と打ち合わせをして、その後、アメリカのグループとオンライン会議なんてことがありました!

これらはすべて、国も違えば事業内容もまったく異なりますが、Food Made Goodはすべての企業のサステナビリティの取り組みをサポートできます。つまり私は、世界中のあらゆる分野の多種多様な企業の人々と出会う喜びを経験することができます。

これまでで印象に残っているサステナビリティに関するエピソードを1つか2つ教えてください。

最近、Pastureの従業員の方達とパネルディスカッションをする機会があったのですが、彼らがブリストルとカーディフでやっている取り組みは本当に印象的でした。彼らのコンセプトは、サステナビリティを中心に構築されています。可能な限り自社農園で野菜を栽培し、そうでない場合は地元のサプライヤーとの強固な関係を重視しています。レシピの多くは、食品廃棄物を最小限に抑えるよう配慮されていますが、廃棄物を堆肥に変えて自家農園で再利用するための好気性消化処理機も備えています。これは循環型社会の素晴らしい取り組み事例です!最近、ウェールズの個人経営のレストランで初めて三ツ星を獲得しましたが、持続可能性に取り組む彼らのチームは今でもFood Made Goodから改善のアイデアや力をもらっていると言ってくれています。

Pastureの活動はもちろん素晴らしいですが、昨日より少し良いことを着実に実行している企業からも、私は日々刺激をもらっています。例えば、Wahaca ではステーキタコス(同社で3番目に売れている料理)を、あまり一般的に使用されていない牛肉の部位に変えたり、最近私が関わったデンマークの個人経営のレストランが、テーブルに出した未使用のを厨房に戻して、調理に使用しています。すべてのレストランがすぐに完璧になる必要はありませんが、それぞれのレストランが1%でも改善すれば大きな違いを生み出します。私たちのネットワークには、このような小さいけれど賢明な取り組みをしているレストランの素晴らしい事例がたくさんあります。私たちはそのような店をできるだけ称賛したいのです。

【参照サイト】HOW IS ‘FOOD MADE GOOD’ GROWING ACROSS THE GLOBE? 7 KEY QUESTIONS