2025年8月6日、SRAジャパン代表の下田屋が、フィジーで開催されたサステナブル観光の国際会議「GSTC2025(Global Sustainable Tourism Conference)」に登壇しました。「持続可能なガストロノミーと観光」をテーマに、料理人がサステナブルな観光をどのように後押しできるかについて講演を行いました。

シェフが未来の扉を開く:講演の主な内容

下田屋は、多くの旅が「食」の体験から始まることに着目し、シェフや料理人が持続可能な未来への扉を開く重要な存在であると強調しました。講演では、料理人自身が環境や社会課題への理解を深め、日々の実践へと繋げるための具体的な方法を提言しました。

1. グローバル基準「FOOD MADE GOOD スタンダード」の重要性
SRAが世界的に推進する評価基準の概要を説明し、シェフがサステナビリティを体系的に学び、実践するための羅針盤となることの重要性を伝えました。

2. 日本発の「シェフズ・サステナビリティ・マニフェスト」の紹介
日本で広がるシェフたちの誓いをムーブメントとして紹介し、この理念に賛同する仲間を国際的に募りました。さらに、この取り組みを日本から世界へ広げ、観光の国際基準であるGSTC基準と連携していくことを提案しました。

GSTCとの連携について

主催団体であるGSTC(グローバル・サステナブル・ツーリズム・カウンシル)は、持続可能な旅行・観光における世界的な認証基準を管理・運営する国際非営利団体です。SRAジャパン代表の下田屋は、GSTCの飲食(Food & Beverage)基準に関する諮問グループのメンバーも務めており、専門的な助言を行っています。

当協会は、今後も食の分野からサステナブルな観光の発展に貢献してまいります。

GSTC2025カンファレンスのスピーカー一覧はこちら
https://www.gstc.org/gstc2025fiji/speakers

  •