持続可能な食の未来について映画を通して考える「FOOD MADE GOOD 映画祭」。
第6回目となる今回の上映作品は、『ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇』です。
「IUU漁業」という言葉を聞いたことがありますか ?
「IUU漁業」とは、「違法・無報告・無規制」漁業のことを指します。あまり聞きなれない言葉ですが、その規模は、日本に輸入される水産物のうち24~36%(*)を占めているといいます。私たちも知らず知らずのうちに、こうしたIUU漁業由来のシーフードを口にしている可能性があるのです。(*https://www.wwf.or.jp/activities/data/20240209_sustainable01.pdf)
IUU漁業は、海の環境や資源への負の影響、人権問題など、様々な問題を含んでいる大きく複雑な問題です。
今回のFOOD MADE GOOD映画祭では、IUU漁業に潜んでいるといわれる、「海の奴隷労働」というテーマを扱った映画『ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇』を上映します。
日本サステイナブル・レストラン協会では、FOOD MADE GOODスタンダードという、世界基準の飲食産業のサステナビリティのフレームワークを通して、飲食業のサステナビリティの推進を支援しており、「調達」の項目においては、IUU漁業に加担しない魚介類の調達を推奨しています。
また、2023年にもこの映画を取り上げ、上映会とトークイベントを開催しており、今回は2度目の上映になります。前回の上映会から3年が経過していますが、まだまだこの問題をお伝えし続ける必要があると考え開催するに至りました。
映画上映後のトークセッションには、映画に縁の深い特別ゲストをお招きしてお話を伺います。
私たちの日常生活にも密接に関わっている、様々な問題を含んでいるIUU漁業問題。
よりよい食に関心のある方、また魚介類を仕入れ、料理を提供する立場の料理人、飲食店の関係者の方に知っていただけたらと考えています。
まだあまり知られていない、IUU漁業の問題の解決のために、私たち一人一人ができることについて、本イベントを通して、お考え頂く機会になれば幸いです。
プログラム
【第一部】
・映画上映(90分間)
・トークセッション(45分間)
・WWFジャパン :滝本麻耶氏
IUU漁業撲滅のために活動している環境保全NGOのWWFジャパンから、IUU漁業の実態および人権問題とのかかわりについて、解説していただきます。
・本映画のキーパーソン:パティマ・タンプチャヤクル氏
IUU漁業にひそむ「海の奴隷労働」者の保護や支援活動に従事している、パティマ・タンプチャヤクル氏。『ゴースト・フリート』はパティマ氏の救出活動に密着して制作されたドキュメンタリー映画です。パティマ氏には、映画の内容の背景と、現在のIUU漁業に関する最新の状況についてお話いただきます。
・レフェルヴェソンス :生江史伸氏
SRAジャパンの理事であり、ダイバーとしても海に親しんでいる、生江氏。生江シェフの料理は、美味の追求のみならず、自然や食材の背景にある生産者・環境とのつながりを深く意識することで知られています。農作物や畜産の生産者との交流はもちろんのこと、海でとれた魚介類がどのように食卓に届くのかという、フードシステムの透明性 についても考え、IUU漁業の撲滅や適正な水産物流通の重要性にも声を上げています。実際にタイの現場に赴き、調査をされてきた経験と、現在、どのようにこの問題に向き合っているかなど、料理人の視点でお話いただきます。
*内容は変更する場合があることをご了承下さい
【第二部】
・フード&ネットワーキング(45分間)
トークゲストプロフィール
●パティマ・タンプチャヤクル氏
ノーベル平和賞ノミネート(2017年) / 労働の権利活動家。労働権利推進ネットワーク(LPN)共同創設者で、東南アジア海域の奴隷撲滅運動を展開。この地域を構成する10 カ国すべての移⺠労働者に適切な保護を提供するための協調的な取り組みにも深く関わる。2014 年、労働権推進ネットワーク(LPN)がインドネシアの離島から約2000 ⼈の奴隷や座礁した船員を救出した際、⾮常に注⽬を集めた。救出活動を後押ししたAP 通信は、⾰新的な報道でピュリッツァー賞を受賞。(出典:配給ユナイテッドピープル資料)
●生江史伸氏
レフェルヴェソンス エグゼクティブシェフ
1973年横浜生まれ。2010年東京にレフェルヴェソンスを開店。ミシュラン三つ星、グリーンスターを獲得。2018年Asia’s 50 Best Restaurantsで「Sustainable Restaurant Award」を受賞。2023年 Asia’s 50 Best Restaurantsで「Icon Award」を受賞。2023年「世界海洋デー」で国連本部にて登壇、同年3月 東京大学大学院食料・資源経済学専攻(農学修士)修了。
●滝本麻耶氏
WWF ジャパン 自然保護室 海洋水産グループ
大学・大学院にて、環境政策・環境ガバナンスについて学び、編集者、環境コンサルタントを経て、サイエンス・コミュニケーションの経験を積む。2017年WWFジャパンに入局。海洋水産グループにおいて、海洋環境保全や水産資源保護に向けて、消費の側面にフォーカスしたパブリックアウトリーチの取組みを行っている。デンマーク オーフス大学政治学科留学、慶應義塾大学法学部政治学科卒(法学士)、ドイツ アルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク大学院環境ガバナンス修士号取得。
● 下田屋 毅
一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会(SRAジャパン) 代表理事
Global Sustainable Tourism Council (GSTC) アドバイザリー・グループメンバー
農林水産省フードテック官民協議会 サステナブルレストラン推進WT 座長
Sustainavision Ltd. 代表取締役
一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン 創業者
チケット
Peatixからお申し込みください。
1,000円(税込)-第1部 映画+クロストーク+ドリンク
1,000円(税込)-第1-2 部通し 映画+クロストーク+スナック+ドリンク+ネットワーキング
<学割チケット>
500円(税込)-第1部 映画+クロストーク+ドリンク
1,000円(税込)-第1-2 部通し 映画+クロストーク+スナック+ドリンク+ネットワーキング
配給
参加申込
Peatixフォームからご登録をお願いします。また、記入いただきましたメールアドレスには、このイベントのご案内とご連絡、および今後のイベント等のご案内をさせていただきますのでご了承ください。
申込締切
第1部(映画)のみ:2026年2月24日(火)上映直前までお受けできます。
第1・2部(映画+スナック):食材準備の都合上、お早めににご連絡をいただけるとありがたいです。
*締切日に関わらず、定員になり次第、受付を終了いたします。
当日の連絡先
info@foodmadegood.jp
※お申し込みの際にいただいたメールアドレスに、当協会からイベントのご案内やニュースレターをお送りさせていただきますので、ご了承をお願いします。
FOOD MADE GOOD 映画祭について
食とサステナビリティに関する映画をいっしょに見る共通体験を通して、私たちの食の選択が地球や社会に与える影響について考えるコミュニティが自然に形成されることを目指しています。
共催:一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会 / 株式会社Innovation design
協賛:有限会社クックたかくら
協力:一般社団法人日本サステナブル・ラベル協会 / 環境ビジネスプラス(EB+) / NEWHERO
後援:WWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)

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