今回のコロナ禍で多くの飲食店が営業の自粛や時短営業を余儀なくされ、厳しい状況が続いています。しかし、この状況下でも負けずにチャレンジを続けるレストランが多々あります。今回は当協会のファウンドメンバーであるレストランの対策と取り組みをご紹介します。

<第4弾>石神井公園フィリッポ(練馬区石神井公園)では、5月11日、18日、26日の3回にわたって『医療従事者応援プロジェクト~食の力でエールを送る~』という素晴らしい取り組みを練馬区の地域全体を巻き込んで行いました。

フィリッポのオーナーである岩澤氏が発起人となり、各団体に呼びかけ支援金を集め、練馬区の飲食店・農家だけでなくクリニック、サッカー団体、子供たちなど30以上の地域団体と協力し光が丘病院、順天堂大学病院、大泉生協病院にランチを届けました。

ここフィリッポは有名な練馬大根を始め練馬の食材をふんだんに使ったピザを焼くなどまさに『地産地消』を実践しているレストランです。

Food Made Goodのレーティング項目の1つ目にある『地産地消』はサステナブルなフードシステムを構築する上でも重要なキーワードとなっています。

店舗のある地域の生産者から購入することで地域の農業を支えることができ、ひいては地域経済・地域文化の保全・継承に貢献します。

 お店の大きな釜で焼いたピザを届ける岩澤シェフ

また、フィリッポは、練馬、石神井公園という地域の名前なしでは語れないほど『地域とのつながり』を体現しているレストランです。

今回の医療従事者応援の取り組みは、レーティング項目の6番目『地域コミュニティへの支援』につながります。

レストランはコミュニティと のつながりを生み出す場であり、この意味におけるコミュニティとはシェフ、スタッフ、地元の住民、リピーター顧客の集まるコミュニティであると同時に最高の食材が集まる場でもあります。 

コロナウィルス感染拡大の影響で人々の移動の制限や分断を余儀無くされる生活の中で、地域での繋がり、助け合いの大切さの価値が増しその重要性が顕在化しました。

物資提供に協力した石神井公園の飲食店チーム

今回のフィリッポの岩澤オーナーが立ち上げた医療従事者応援プロジェクトは、持続可能なフードシステムを構築する上でも、モデルとなる素晴らしい取り組みとなりました。

医療従事者応援プロジェクトについて詳しい紹介記事はこちら

『アフターコロナを生き残るには ある飲食店が仕掛けた地域創生のイノベーションとは』

フィリッポ公式Facebookページ:https://www.facebook.com/PizzeriaGtaliaDaFilippo

石神井公園テイクアウトマップInstagram:https://www.instagram.com/shakujii_takeout/